頑張れ芽伊チャン!!        松本豊『スメラギドレッサーズ』 - 豚か狼か

頑張れ芽伊チャン!!        松本豊『スメラギドレッサーズ』

松本豊『スメラギドレッサーズ』       
11 /23 2015

 『スメラギドレッサーズ』の記事を書いていてよく思い出すのが『無敵超人ザンボット3』というロボットアニメなんですが。この作品にはそのテイストがあるような気がする。全然似てねーだろ、と言われそうですが。


 で『無敵超人ザンボット3』はロボットを操作する主人公・勝平とは別に影の主人公とも言えるのが香月というヤツだったりする。彼は当然ロボットを操縦する側でないのですが、突然始まった侵略に対して、最初は勝平たちのせいだと攻撃対象にするのですが、だんだん意識変化し始めて『本当に戦うべきもの』や『無力な人間である自分に何ができるか?』という行動を見せて成長する。


 異能力ヒーローものであっても、だからこそ人間を丁寧に描くというのは重要だと思ってます。


 『スメラギドレッサーズ』はドレスの異常な能力に対して、普通の人々が丁寧に描写されている。醜い部分も描くから、キレイな部分も映えるし、逆もそうだ。


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 さて、今週の『スメラギドレッサーズ』は芽伊チャンが頑張るお話になってます。

 
 先の情報によって『芽伊チャンもいずれ03ミカガミを手にしてスメラギドレッサーズになる』というのは分かっているのですが、ここで『無力な少女』である芽伊の活躍を見せてくるのは非常に効果的です。また、ここから先の展開がハードになるであろうからして、ゲス山とのコントを入れたのも嬉しい配慮だ。 
 

 あんまりごめんなさいとは思ってないです


 ……それにしてもゲス山の評価の低さは泣けるなあ。以前にも、かなでに格好の……実験台だ……!!とか思われたりと散々である。もう敵と認識されてないよな。


 今回のドラマに於いての見どころは『芽伊にとってのかなでとは?』というコトで『とても大事な人』というアンサーは分かっているのですが再確認です。まず、ピンチに対して『助けて三ノ宮さん』と叫ぶし、爆破と同時に振り返って読んだのもかなでである。が、助けてくれたのはゲス山というコトで多少のガッカリはありましたが、同時に『かなでを助けなきゃ』という気持ちの切り替えに『芽伊の成長』を感じ取るコトができる(これにらスメラギドレッサーとしても戦える、という説得力)。もうちょっと、ネームに関しては整理できればいいんだけど『狙いドコロ・ドラマとしての流れ』のそのものは良い。松本先生のマンガってやっぱりまだまだ成長途中というのはあるんですが、こういうトコロの『取りこぼしが無い』というのは本当にスゴイ。


 あと、画像のキメゴマなんかもそうなんですが、今週は『指』のパーツが以前よりかなり良くなっている……ような気がする。ホント、次から次へと欠点を克服してくるマンガだなあ……。


 なので不自然な巨乳もどうか検討してください。巨乳よりは美乳派というのはあるんですが、それでも『なんか柔らかそうじゃない』とか『突出しすぎている』とか感じたり。ただ、このマンガの下着突き出した尻にはたまらないフェチを感じるんだよなあ……。俺としてもそういう性癖だし。

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コメント

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今の週チャンでいつのまにか「スメラギ」が一番楽しみになっている者です。
真摯に感想を書かれているのを拝見しましたので、コメントを。

今回は「ゆめまりあの脅威を見せ、芽伊を活躍させつつ、かなで覚悟&変身まで持っていく」のを一話でやっちゃう回で、スピード感はありましたけど、それがネームのごちゃごちゃ感に繋がっちゃってるだろうな~、とも。
ファンのワタシ的にも、読んだ時の第一印象は「今回もスメラギはごちゃごちゃしてたぜ~」でした。読み直して、「ここでやるべきドラマを全部まとめてるんだな」とも思ったのですが。
ラストの「約束したんです私は」のリフレインとかグッと来ますし。

この作品、ネームの量とか、全体的な画の不安定さとか、"一見さんお断り"な雰囲気がある気がするのが残念で。
芯のしっかりした、熱いモノを抱いた、志のある作品だと思うんですけどね。

かなでの謎乳化は、どんな意図によるものなんだろ…。「とりあえず大きくしとけばOK」的なモノを感じなくもなかったり。

コメントありがとうございます。

 こんにちは。


 この『スメラギドレッサーズ』という作品は試験問題のような採点をするならば優等生には程遠い作品で、むしろオチコボレの類でしょう。だけど、マンガの主人公で魅力的に描かれるのはオチコボレなんですよね。


 この『スメラギドレッサーズ』という作品は『マンガってやっぱり最高でしかない!!』とワクワクさせてくれます。コメントのように『好きな人はドはまりする』タイプの作品なんでしょう。



 マンガはテクニックやセオリーじゃない。ハートだ…というのはいかにも青臭いのですが、ここにそれを感じさせる作品が存在しているんですよね。実は短期集中でした→打ち切り回避→単行本→二巻発売予定……とチャンピオン新人殺しのハードルをくぐりぬけて、ジワジワと人気になっているような気がします。


 


 

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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