その情熱に尊敬を感じる        反転邪郎『漫画家探偵ひよこ』 - 豚か狼か

その情熱に尊敬を感じる        反転邪郎『漫画家探偵ひよこ』

マンガレビュー
12 /02 2015


 『人に対して尊敬を感じる』というのが豊かさに繋がるな~なんて感じるようになりましたが。


 ただ、この『尊敬』というのは、湧き上がるものだと思うので『感じ無いヤツは無理』だ。ガキの頃は『尊敬』は押し付けられていたような気がするので、イマイチ分からなかったが、ありゃ『湧き上がるもの』だ。尊敬できる人が居るというのは嬉しいコトだ。




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 さて、今回は先日残念ながら終了となった反転邪郎先生の『漫画家探偵ひよこ』です。


 マンガ家マンガというのは好物ですが、この作品は特にお気に入りです。結果からすれば打ち切りであるし、商業誌的にはバッテン付いちゃうと思うのですが、まずこの作品の主人公・藤ノ森ひよこに対して尊敬を感じたからだ。本編では欲情すると言ってた人が居たが、まあイロイロなんだろう…。


 マンガ家マンガに於いて、彼女みたいな立場のキャラもなかなか珍しい。マンガの仕事を得る代わりに探偵業やらされるという二重搾取という悲惨さである。しかも、本編はようやく連載をもらえたトコロで終わってます。マンガ家どころか一歩間違えれば『無職』という肩書きだ。


 これを読んでいる方はどうなんだろう?と考えちゃうんですが、マンガ家さんだったら『どういう人を尊敬しちゃうかな?』というコト。いや、もっとくだけた言い方にするならば『マンガ家マンガの主人公であなたの憧れは誰ですか?』というコト。これって人によってイロイロだと思う。やっぱりサクセスしちゃうヤツ?描きたいもの描いているヤツ?どうだろ?


 が、自分としては藤ノ森ひよこの持つ情熱こそが尊敬と憧れなんですよね。


 マンガに対しての姿勢に関してはどこまでも情熱であり真面目であるから。そこに立場の上下は無いと感じてしまったからです。


 それにしても、反転先生の作品は『モコ』も『思春鬼』も読んだし面白かったけど、今回の『漫画家探偵ひよこ』はもっと好きだな…と感じる。反転先生はギミックを駆使したい方向性に感じていたのだけど、情熱とか意志を作品に乗せるとさらにノビノビと楽しめる。また、作画に関して言うと、反転先生のヒロインは独特の色気がある。これが良い。これは無二感じすらする。有り体に言えばめちゃくちゃ欲情するなぁという感じで。


 早く新作が読みたい方です。


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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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