先生だって人間だ       原悠衣『きんいろモザイク』 - 豚か狼か

先生だって人間だ       原悠衣『きんいろモザイク』

原悠衣『きんいろモザイク』とかイロイロ
12 /08 2015


 先生って、スゲェなと思います。俺がどんなにスペック高い人間でも無理です。メンタルやられているか、はたまた生徒をブン殴って解雇されるか二つに一つの結末しか思いつかない。だからできない。


 体罰オッケェの時代の世代ですが、ああでもしなきゃやってられんだろう。自分のガキの頃を省みて納得している。


 そして


 きらら系と言えば『女子高生』がメインとなりますが、それに伴って出番の多いのが『先生』だったりする(作品によってはザックリとはしょったりするけど)。この先生がいかに面白いかで作品の明暗を分けるような気がしなくも無かったり。



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 『きんいろモザイク』はきらら系の仲でも先生ウェイトの高い作品だ。これは本作品の特徴ですらある。何しろ学校のシーンなどは他のきらら系よりも多いのだから。


 初期の頃は烏丸先生がかなり作品を牽引していましたが、三巻以降から登場している久世橋先生も面白物件としてかなり優秀でした。そもそもこの人は『理性よりも感情のが勝ってしまう』というタイプでして、逆に一見ダメダメな烏丸先生の方がよっぽどシッカリしていたりするから面白い。対照的な二人のコンビはマンガの最高の調味料ですが、この二人はきらら史上最強のコンビと言ってもいい。『帰ってきたウルトラマン』(またかよ)におけるナックル星人とブラックキングみたいなもんだ。


一本目~自分に対して説得を試みている久世橋先生が面白おかしい。猫が擦り寄ってきていますが、このコに絡んだネタも見てみたいですね~。


トビラ絵~ペアルック!!烏丸先生は後ろ紙を束ねてますが、テストの採点でもしていたのだろうか?


二本目~なんだかんだカレンはコトの他、お気に入りだったようで。回想の中でセサミクッキーでてますが、猫に語りかけたりとか本当に楽しい思い出だったコトがうかがい知れます。多分、生徒にプレゼントされた(仲良くなりたいと踏み込んでくれた)のはカレンが始めてだったのでしょう。だからこそ…後々のアレに繋がっているのも分かるなあ。


三本目~過去にもいきなり卒業式を連想して泣くというコトがあった烏丸先生ですが、今回はさらに余計な訓練をしていたことが発覚!!この人、卒業式の時はどうなるのか…?それは久世橋先生の方も気になるんですが。


六本目~体罰炸裂。いや、アレは殴ってもいいぞ……。先生だって人間なんだよ。

 ただ、クス…と笑うようなシーンですが、このシーンこそ久世橋先生の本質みたいのを感じます。人にはイロイロな面がある。久世橋先生だと人間とか先生とか女性とかの要素で。このシーンだと先生というよりは人間としての久世橋先生のが前に出ちゃった…というようにも感じる。かなり情愛の深いタイプで、苦い経験なんかあると後引く人に感じます。


七本目~烏丸先生はノリと勢いでなんとかなっちゃう人なんでしょう。激甘と描かれてましたが、これはこれでカレンが間違いなく育っちゃいそうだったりする。


十三本目~そして忍は通常運転でした。『空手バカ一代』で特訓の成果で『親指で逆立ち』というのがあって空手の何に役立つのだろう?と思ったけど、これはそれ以上に疑問だ。ただ、忍の性格からすると何回も練習したと思うので、練習の際にアリスに回転かかと落としを食らわせたのは間違いないでしょう。


十四本目~とか思ってページめくったら。まさかの二本構えのオチでした。アヤヤと久世橋先生って無駄なストレスを溜めるという星の元に生まれてきたのでしょう。


ラスト~これ、下のコメントも含めて読むとさらに面白いんですよね。『きんいろモザイク』はハシラのコメントがイチイチ面白いんですが、単行本になると掲載されないのが惜しまれる。この作品の担当者は本当に有能な方に感じます。過去には『LSD』
とか『スイーツどんぶり』も手がけたそうで、きららMAXで得にお気に入りの作品はこの方が担当されている率がバカっ高なんですよね。


 原先生はあんまり新キャラ入れない方ですが、3年生になった節目に投入するのかな?

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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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