弱い犬ほど          松本豊『スメラギドレッサーズ』 - 豚か狼か

弱い犬ほど          松本豊『スメラギドレッサーズ』

松本豊『スメラギドレッサーズ』       
12 /31 2015
 いつも書いてますが『人間に与えられた唯一の平等は他人を自由に値踏みしていい』というコト。それは同時に『自分も他人から値踏みされる』というコトです。


 そして、21世紀に入ってからネットが普及し、誰もが値踏みをし、それが可視化できるようになった。これは誰もが与えられてしまった『大きな力』だと思う。そう、『大きな力』と自分は確信する。ネットというのは匿名性もあるのでそれにかこつけて悪意を振りまくヤツ……まあ、相手にする価値は無いだろう。相手にすればストレスを蓄積するだけのデメリットしか無い。俺としては『この人が何かの間違いでリアル世界で力を持ったら、人々を平気で傷つけるのだろう』と値踏みする。


 そして、気が付く。『弱い犬ほどよく吠える』というのは本当なんだな……と。必要も無いの四六時中吠える駄犬は煙たいだけでしか無い。肝心なときに吠えるのが優秀な番犬だ。


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 さて、今週の『スメラギドレッサーズ』はツカサのターンです。……って、かなでのピンチは一ヵ月後に持ち越されたか!!くそぉ、汚いぞ!!(誉めてます)。


 それにしても、みうみうは『よく吠える』。まるで、何が何でも自分を肯定したいかのように吠える。とにかくベラベラ喋る。アタマが悪そうにしか見えない。俺がリアルでこういうヤツに合ったら、テキトーに相槌うって、共感したフリして、油断したの見計らって、後ろから思いっきりブン殴って倒すコトにしよう。そうしよう。


 『とにかく喋る』とか『難しいコトを語る』とか『いきなり極端な例を出す』とか……それは『アタマが良さそう』というのとイコールでは無い。むしろ自身の無さがそうさせる。こういうヤツは安く見積もられても仕方ないだろう。


 が、ここは熱血の正義漢のツカサなので、怒ゲージを伸ばす一方なのが笑える。このコは最初は脳筋だと思っていたけど、戦闘に関しては理性的というのがある。サッカーの経験からか『熱さとクールさ』を併せ持っているのが戦士としてのポテンシャルを引き出している。が、このコは『情に左右される』というのもある。これで戦闘力アップもするのだけど、迷いも出る。ここら辺はハンナにも指摘されて『引っかかり』にもなっているようだが。


 それにしても、ツカサといい、みうみうといい妙に人間くさいよね。なんつーか、その考え方が地続きで『ああ、こういうの分かるよ』というのがある。この作品は人間のダメなトコロも描く。俺はそれが好き。ダメなトコロがあるから良い部分もリアリティを感じるんですよね。


 リアリティ!!そう、リアリティだ!!


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 画力に関しては今のトコロ心もとない松本先生ですが



 尻にフィットした下着に対する執念は本気(マジ)しか感じない。


 エロは執念である。そして、執念のあるものは掴む。ケンシロウを倒したシンもユリアとヤリたいという執念こそが勝ったと言っていたし(誇大解釈)。この前、やっていた『Fate』のアニメの凜も尻に執念じみた何かに気圧されたものですが、マンガってエロ執念強いヤツって伸びると思いますよ。そういう意味でも俺、松本先生に期待してんもん。これはまぎれもないリアリティであり、松本先生のマンガオーラが可視化されたものなのだ!!






 それにしても、今年は『スメラギドレッサーズ』というスーパー俺好みのマンガに出会えた。なんでもどっかの国の富豪は『マンガ家雇って自分の為だけのマンガを描かせる』なんて聞いたが、そういう意味では『実現している』と思えるぐらいに自分好みのマンガだ。それが毎週270円で読めるから、俺って富豪にならんでもいいや…って思えるぐらいに俺好みの作品だ。


 そして、マンガの出会いというのは人の出会いと一緒で『おそらくは運まかせ』だと思います。自分好みの作品はいっぱい出ているんだけど、そのほとんどに気付かずにスルーしちゃうんですよね。そう思ってます。そして、全ての人間っと接するコトができないように読めるマンガの量も限りある。それがマンガだ。


 そのマンガにあって、『スメラギドレッサーズ』に出会えたのは本当に喜ばしい。来年も期待してます!!

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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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