いくぜ、百本組手!!(すいません、嘘です)①         星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』 - 豚か狼か

いくぜ、百本組手!!(すいません、嘘です)①         星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
01 /23 2016


 俺の人生を確実に狂わせたマンガ作品は多々あるが、『空手バカ一代』はその最たる部類だ。俺が『フルコンタクト系実戦マンガ記事』とガイキチみたいなコトを叫んでいるのもこの『空手バカ一代』の影響でしか無い。


 この『空手バカ一代』では百本組手というのがあって、一人で百人と組手をするというどう考えてもアレな試練である!!が、俺は今でもコレに憧れていた!!(ガイキチの発想)


 そう、そんなくすぶりの中、最近では『解体屋ゲン』がスマホの無料公開がなされている。期間は三ヶ月……。


 やる!!やってやる!!


 ……という感じ。マス大山に憧れた俺のしているコトはサイド7を襲撃してガンダムの返り討ちにあったジーンのそれであるが、やる。やりたい。やらせてくれ。


 ……という前置きは読んでいる人にはかなりどうでもいいコトなんでここらで。とりあえずとして


 ①このエピソードみたいな~という方が探しやすくする為に『タイトル』と『簡単なあらすじ』を載せる

 ②自分の感想を簡素化して書く。

 ③できるだけ早く全話書く。できなかったらごめんなさい(ミッション失敗)。


 それではレッツゴー!!





 まず、電子書籍なんで  iOS版     アンドロイド版の各自からアプリをダウンロードしてください。


 特に難しいコトは無いと思うのですが、自分は先日スマホに変えたばかりで、イロイロと手こずったけど、そこまで難しく無いですよ。


 準備はオッケーか?ではプロローグからいくぜ!!






プロローグ①『爆破解体』~実力はあるが、冴えない日々をおくっていたゲンのもとに大月慶子を名乗る美女があらわれて……?

 『週刊漫画TIMES』といえば『解体屋ゲン』ですが、実はゲストスタートというコトで、最初から約束されていたポジションで無かった……というのが今からすると驚きだ。これは原悠衣先生の『きんいろモザイク』もそうだったりするんだけど、マンガというのは本当に分からない。しかし、そんな立ち位置からスタートしているゲンさんですが、長期連載の今を考えると『ふさわしい』と思える。強きをくじき、弱きを救う……そんなのは幻想だと思いつつも捨てきれない!!そう、ゲンさんは俺たち側のマンガだぜ!!


プロローグ②『錦鯉』~不法投棄を繰り返し、土壌汚染をする悪徳業者……。そのおかげでリンゴ畑は壊滅的なダメージを負った。それを知ったゲンの怒りが爆発する!!物理的にも爆発する!!


 冒頭の慶子が不二子チャンっぺえ……。まだ、この頃はキャラが固まってなかったのがうかがえます。それにしてもリンゴ畑ですが、近年では『高速道路を無理矢理通したい』という理由から寄ってたかって個人を攻撃していたコトがあったなあ。あれって格好悪(ダサ)い以外のなにものでも無い。


プロローグ③『ぶっきらぼう』~ゲンの旧友・遠藤はペンション経営者だ。雪崩事故を防ぐためにゲンが爆破に立ち上がるも…?

 

 ここで、ゲンと慶子のラブの予感を置いてくるあたりに今後の膨らみを持たせている。が、この回の本筋は父子の絆の修復というコトであり、俺の大好きな昭和ウルトラっぺえ展開であった。フォーマットから様々に球種を変化させてくるのも、この頃から考えられていたみたいです。


プロローグ④『日本一』~慶子の別れた元旦那は脅迫されていた。『ドームに爆弾を仕掛けた。三時間後に潰してやる』と。それを防ぐためにゲンさんは指名をされたが、なかなか爆弾は見つからない。その時、ゲンは閃く!!


 …と前回の要素が早くも今回に繋がっていて、ドラマを盛り上げている。また、『爆弾はどこだ?』からの『白と赤のコードのどっち?』という王道展開は読者を熱くさせる。この『解体屋ゲン』が正規連載になったのもエピローグの完成度の高さから納得である。ちなみに元旦那の富永なんですけど、ゲンとは対照的でマンガのキャラとして立っているな~。






第一話『イヌワシの聖地』~バブル気に工事がストップしてしまい、老朽化したリゾートホテルを爆破する仕事が舞い込んだ。が、そこに『イヌワシを驚かさずに爆破解体する』という条件まで加わってしまい……?


 さて、正規連載の第一話ですが、冒頭はエピローグ①をリピートしたか内容で親切設計だ。『愛媛の小さな古本屋・FULL本屋』さんが提唱する定食屋系マンガとしてバッチリだ!!つーか、『解体屋ゲン』をタブレットかなんかで置いてある定食屋あったら俺は通うぞ。『ゴルゴ13』とか『美味しんぼ』とか『ミナミの帝王』とか定食屋に嬉しいマンガってあるよな~。


第二話『曳き屋のロク』~今回の仕事は爆破では無い。工事の都合から家を移動しなくてはならない。そんな時、ゲンは旧知の曳き屋のロクを思い出し訪ねる。


 正規連載となりましたが、毎回爆破という訳にもいかないとか作品をより強固にする為に『曳き屋』という分野に踏み入れた&新レギュラー追加その①という、記念すべきエピソード!!しかし、このロクさん、職人魂といえば聞こえはいいが、内にヤバイ何かを棲まわせているというタイプの人間ですね~。こういうキャラこそがマンガには必要なんですが。


第三話『夕日さす女神』~日仏有効の印としての裸体像の指差す方向はフランスであったはずが、とんでもの手違いでアサッテの方向に。デリケートな裸体像を壊さずに方向転換できるか?


 いかにもな芸術家気取りが出てきて『金にしか換算できないのかよ』とゲンが強烈なカウンターパンチをお見舞いするが、昨今のオタクもそういう金換算する卑しい生き物になったのかもしんない。フィクションの役割は『未来の悲劇に対して警鐘を鳴らす』ととある映像監督が言っていたが、とりあえず『古くても面白い作品』というのはそういうのがシッカリしている。このエピソードからも納得であろう。それにしても、ゲンのヒラメキがビッグ錠先生の料理マンガっぺえので俺はウレションものである。まあ、アッチは料理で、コッチは爆破メインなんですが。


第四話『最後の運転』~閉鎖されたスキー場で邪魔者になったロープウェイを処理するコトになったゲン。それを寂しそうに見る老人がいて……?


 昔は良かった……というのは老人の戯言というのは確かにあるのですが、やはりそこに人情を無視したくないのも道理でしょう。老人は『この仕事を誇りに思っていた』と語る。そう、その仕事を長く続けられるのは『誇り』が支えるのだ。今の社会に不足しているのは『仕事に誇りを持たせるコト』というのが確実にある。それに対する警鐘として印象深いエピソードであり、また『解体屋ゲン』という世界の拡がりも感じさせるエピソードで、これが今日まで続き根底の考え方に感じます。



第五話『コンビ誕生!』~爆破解体の帰り道の渋滞。ゲンと慶子は事故に立ち会うが、その事故の当事者は先ほどの国会議員だった…!!


 マンガで出てくる悪徳政治家なんですが、子供の頃は『こんなのいねーよ!!』とフィクションとして楽しんでましたが、この歳になってくると実はガチだつた!!というのを理解する。もちろん良い政治家もいるが悪いのがかき消してしまうというのもありますね。勧善懲悪でスカッとするのも『解体屋ゲン』の魅力で、まあ世の中そんなに悪くも無いよな……と思えるようなエピソードです。個人的にはフェラーリを運転しながら美女にフェラーリさせて事故というのも悪くなかったと思います(最悪やん)。


第六話『大きな力』~朝倉工務店&三友爆破株式会社という二枚看板になったけど、舞い込んできたのは現場の手伝いだった。悪ガキの犬が穴に落ちてしまい、ゲンは救出を試みるも現場監督は苦々しく思い……。

 子供+動物……というのはあざとい要素なんですが、これはアリだ!!というかタマに入れないとダメだ!!が、仕事人間の監督もまた情に流される……という要素がこの回の醍醐味でしょう。どうでもいいが、『銀牙 流れ星銀』で、巻き付けた犬を降ろして少年を救うという逆パターンを思い出した俺はマンキー(マンガキチガイの意・マンガ+猿の意味も)。


第七話『慶子のお見合い』~慶子がお見合いするコトになった。『私…この人が好きなのかしらそれとも爆破解体にひかれているのだけなのかしら?』と葛藤する慶子にゲンは……?


 すいません。俺の中ではギャグ回です。

 しかし、お見合い相手がなかなかの好青年だったのが幸いした。コレ、相手によったらとんでもない噂を広められるぞ……。まだ、スマホとか無い時代だったのが幸いしたなあ。



第八話『初仕事』~三友爆破にいよいよ爆破解体の初仕事が舞い込んだ!!失敗は許されない。しかし、そんな時に間の悪いコトに自殺志願者があらわれて大変なコトになる。


 ヒデ初登場!!という強化レギュラー②なんですが、ロクさんからイイ感じに間が空いていると思います。俺、『セーラームーン』で初期の頃はうさぎちゃんだけで頑張って、いいタイミングでマーキュリー入ったように思っているけど、マーズはあと三話ぐらい遅らせても良かったんじゃ?とか思っているし(その例えはどーよ)。

 しかし、そもそもにヒデは真面目で丁寧な仕事をするのに、それが災いして借金まみれで自殺騒ぎになるのだからやりきれない。そういう人間としての美徳をないがしろにしていいのか…?今も続いている『解体屋ゲン』が絶えず訴えているテーマ的なものも含ませているという意味でも重要な回でしょう。


第九話『似た者同士』~新たに加わったヒデ!!しかし、ロクさんとケンカを始めてしまう。そこでゲンは共同作業をやらせてみるコトに……。


 『タイマンはったらダチ!!』というノリは古臭い……と思っている方はいるかもですが、それは違う。みいいーーーーんな好きです。ならば描かなくてどうする!!と言わんばかりのエピソード。何気に互いの得意分野の紹介というのが本筋だったような気もするので侮れない。なんつーか『葉を隠すなら森の中』的なマンガテクニックが炸裂した回です。長生き作品って、こういうのに抜かりないんだ。


第十話『光の正体』~モデルという仕事にほとほと嫌気がさした中原光は慶子を経由してゲンの職場へ。そんな折、取り掛かるコトになった現場は地域住民の反対があって思うように進まない……!!


 あっ、コレってセーラーマーズなタイミングじゃん!!(しつけーよ)。『三人目とか中間順番の仲間は中一回で出す』という作劇セオリーを勇チャンは覚えた!!学習した!!

 そんなこんなで光さんの登場ですが、この段階でヒデと結婚するとかはさすがに考えてなかったと思うので、つくづく連載は生き物でマンガが楽しいのはそういう要素があるからだろう。


 何気に初の前後編であり、『厚みのあるストーリー』というコトでも勝負所の回だったと言えましょう。






 ……と、とりあえずの今回はプロローグ+10話まで書きました。なんとか余裕みつけて書き上げたいのでたま~に見に来てくださると嬉しいです。



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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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