いくぜ、百本組手!!④        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』 - 豚か狼か

いくぜ、百本組手!!④        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
01 /31 2016
  Twitterでもつぶやきましたが、


 『解体屋ゲン』と『ガールズ&パンツァー』のコラボは実現しないものか?ナックル星人とブラックキング並にバッチリな相性でしかない。俺は映画を観ながら『こんな時にゲンさんが居てくれたら……』とマジで思っていた。そう、劇場版で猛威を振るったアイツを橋桁ごと爆破してやっつけたに違いない(死人が出るかもですが)。ゲンさんにできないコトなど存在しないのだ!!


 ガルパンはあらゆるコラボを実現したし、ここらで新規開拓の為に『解体屋ゲン』と組む必要が出てきた。そもそもに戦車プラモ世代と漫画TIMESの世代って近しいのではなかろうか?


 122.jpg



 ちなみに『解体屋ゲン』はコラボに積極的である。過去には『飯田橋のふたばちゃん』にとりあげられたコトがありましたが


 123.jpg



 124.jpg


 『解体屋ゲン』でもコラボ返しがあったりで(秋田チャン目立つなあ)。


 『スメラギドレッサーズ』もビルとかの建造物破壊が多いからアリだな~とか。『マッドマックス』も爆破多いな~とか。単純に俺が破壊シーンが好きなだけのような気も。






第二十三話・ミンチ解体(後編)~トシからゲンに連絡が入る。『穴屋の件でヤクザから縁が切れないんだ…』と。ゲンはトシと共に事務所に向かい解決を試みる。


所感~ この話はかなり好き。

 『郷に入らば郷に従う』というか、『違法も法』というか。彼等のルールがあって、それをこちらから反故にするのは虫が良すぎる…という『そういう世界のルール』を尊重するというコトで。まあ、さすがにコレは極端なんだけど、『学校に入っておきながらルールに文句つける』とか『給食費払わないバカ親』とか、ルールを自己都合でいじってんじゃないよ!!と言いたくなる時もある。ルールというのは『全部の希望にそえないけど、そんなに悪いようにしないから』という意味でもある。なあなあと言えば聞こえは悪いが、そういうのも秩序の維持に必要なんだよ、と。そして、それを変えたいなら覚悟を決めないとフェアでは無い。


 ただ、ゲンのそういう考え方はその後で語られる29話がキッカケなんだと思います。 


第二十四話・光の口癖~光は深夜運送の仕事をしばらくやるコトになる。そのドライブインで出会った二人の運チャンは見るからにIQが低そうで光は軽蔑していた。

 『男なんてみんなバカ!!』
 
 光はかつてのモデル時代の苦い思い出が蘇ってきた。


所感~これって自分の悪い部分で、たまにこういうのを読んで自覚せにゃいかんのですが、『そういうバカみたいな人だって真剣に生きている』というコト。で、話してみたら案外悪く無かったりして、まあやっぱり『人情』って大事だな~と。弱いから群れるというのも悪いコトだけじゃないんです。まあ、『人として恥ずかしく無いように』というのは基本ですね。


第二十五話・水中爆破(前編)~ついに『水中爆破』の仕事を行う時が来た!!この日の為にゲンは泳ぎの訓練をしていたのだ!!場所は鹿児島県・黄宝島であった。バカンスもできるというコトでメンバーも浮足立っていて、それを見たガイド役の片桐は腹を立てる。彼女にはこの島に対する想いが深かったのだ。


所感~ ストーリーに対して、ページに余裕を持たせたのか、ヒデの買い物シーンが面白い。そう言えば『思い出づくり』と称したDQNがドンキで買ったゴムボートで無人島へ向かって大迷惑なんてコトがったなあ……。ヒデのその発想は会社を潰したかもしんない。

 また、ロクさんの『あと三日だな』というセリフとザザーンという波の擬音のタイミングが芝居がかっていて大変にウレションものであったりする。

 ラストは1ページをゼイタクに使って絶望感で次回に続くのもグゥ!!


第二十六話・水中爆破(後編)~期日はあと三日しか無いのに、タグボートが手配できない!!どうなる!!どうする!!どうしよう!!その時、ロクさんのアドバイスが!!


所感~ この時代だと『そういう意識』というのは希薄であったが、2016年の現在、老人の経験を活かすというのも課題のひとつだろう。仕事のマニュアル化と言えば聞こえはいいが、そこには経験値が不足する。また、若者は都会に行ってしまう…というのもアタマの痛い部分で、老人しか残らない町というのも今後は増えていくだろう。先述のガルパンの大洗も老人ばかりになっていたが、作品の成功によって観光客がメチャ増えた!!俺も昨年はアホみたいに行ったし、今年も行くだろう(ガルパン抜いてもいい場所なんだ)。

 125.jpg

 126.jpg


 127.jpg


 128.jpg

 129.jpg


 こいうい企画に断固反対するかと思いきや、みんな一致団結して盛り上げている柔軟性は見事としか言いようがない(ここまでもっていくのに大変だったと思いますが)。


 一致団結の重要性が描かれたエピソードです。


第二十七話・慶子の仕事~慶子が盲腸炎にかかり、他の面々が慶子の仕事をやるコトになる。改めて慶子の存在の大きさを知るコトになる。


所感~ 自分の世代であると『俺はネクタイしめたサラリーマンになって、会社の歯車になるのなんかまっぴらだ!!』というのが『若者らしいカッコよさ』というのがあって、恥ずかしながらそれに共感を感じていたコトもありましたが。『じゃあ、それができない人がそれ以上の仕事を任せられるか?』というのもある。また、名作『ツルモク独身寮』でベテラン作業員が『だけどなあ、その歯車が一枚欠けても機械はおかしくなっちまう。歯車にもプライドあるコト忘れるな』というのがあって『あっ、自分は浅はかだった』と思ったものです。『アタマを下げる』というのも大事なコトなんですよね。



第二十八話・二枚看板~ヒデには疑問があった。なんでウチは二枚看板なんだろう?と。ゲンは『朝倉工務店ではちょっと新しい試みをしてみたいんだ』と。そして、その試みである解体を実行する仕事が舞い込んだ。工期は三日!!できるのか?


所感~ とあるエロゲーメーカーで『ウチはスタッフも少ないし、大きくないけど、小回り効きます』と言ってた社長がいて。そのメーカーから出た作品は『そういう作品』でなかなか面白かった。何気に三か月前ぐらいに公言した発売日を守っていたし、バグも無かった(出てもすぐに対処していた)。


 大きければ、それだけ『小回りが効かない』というのもあって、それぞれの適材適所があるし、そうなるように考えなきゃ仕事は回らないというエピソードです。単に上辺を真似するだけじゃダメ。『目的』とか『ゴール』を見据えてルートを作るというのが合理化です。


第二十九話・壁の穴~光は現場の男どもの馴れ馴れしさに辟易していた。そんな折、ロクさんの蔵の壁に穴が開いているのを疑問に思う。ロクさんの口から語られるゲンの過去とは……?


所感~ たびたび記事にも書いてます『正論病』というヤツで。但し、これは『自分ルールを相手に強いる』というコトで、それが通じないとヘソを曲げる……というのを最近はよく見かける。悪く言えば『子供』というヤツで。『ミンチ解体』の回でも描かれましたが、その場所にはその場所のルールがあって、妄信ではなく理解するように寄り添わないとダメだよ……というコトなんですね。ただ、思うに『それが自分の為でもいい』というコト。相手を否定するだけだと単純に『生きててもツラいだけ』というコトなんです。


 相手に謝っちまえば、相手だって『悪かった』と言ってくれる。


第三十話・仕事の仕方それぞれ~さてさて、皆が仕事をするようになって、互いの粗が見え始めてしまい、なんだかうまくいってませんが……。そんな時にロクさんが皆を一喝する。


所感~人間関係って『慣れてきた頃が厄介』というのもある。最初はきさくなヤツだと思ったら単に頭に乗ってきたとか。『親しき仲にも礼儀あり』と昔の人は良いコトを言ったものです。それを一喝したのはロクさんであったが、考えてみると『おそらくロクさんも同じような経験をしてきた』というのが想像できる。このマンガは『先人の経験』というのをないがしろにしない。


 それにしても『うるさいクーラー』と言うと『エリア88』を思い出してしまうマンキーな俺であつた。





 今回はここまで!!

スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

メールはコチラまで
BQE01233(あっとまーく)nifty.ne.jp