スカッと決着!!      掛丸翔『少年ラケット』 - 豚か狼か

スカッと決着!!      掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
02 /07 2016


 どんなにハード性能が上がっても、レースゲームよりラジコンのが面白いなと思ってます。もちろん優劣ではなく、それぞれに良い部分があって、個人的には『ラジコンの良い部分』が『レースゲームに無い部分』だから。


 予想外の幕切れ


 ……というのはゲームには許されない。ラジコンというのは自分で組み立ててセットアップしているものですが、どんなに頑張ってもマシントラブルで失うコトがあって、それを『納得できる』ものだから。仮にゲームで自分の落ち度は全く無いのに勝利目前でクルマが爆発したら『納得いかない』だろう。他にもセーブデータが壊れてもそうだ。


 架空のものというのは『納得』が大事です。


2016083.jpg


 『少年ラケット』は見せ方へのコダワリがハンパ無い。どうやって、カッコイイ決着にするか?印象に残すか?というのに苦心しているし、ここ最近は絵が面白い進化を遂げている。



 いつも書いてますが『日本において野球以上マンガに適したスポーツは存在しない』と言っているが、野球というのは『勝ち方』のバリエーションがやたら多い。選択肢がかなりあって、これから先も発掘されるだろう。そして、同時に『決着が読者を納得させやすい』というのがある。精神戦で粘りに粘って『押し出し勝利』なんて見せ方もあったぐらいだ。ここまでバリエーションのあるスポーツって今後も現われない気がするし、あと複雑なルールが日本人とっては常識というのも大きい。



 そこに『卓球』という題材で勝負しにきている本作ですが、そこに持ち込むまでのプロセスがやたら綿密なんですよね。これからもこの作品はそのプロセスにこだわっていくでしょう。以前、チャンピオンのコメントからすると掛丸先生は『エンボイ』の古谷野先生のアシスタントやってたみたいだけど、ここら辺は見事に継承しているように感じます。



 ……なんだけど、そろそろ古谷野先生も戻ってきてくれませんかねえ?



 
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宇都宮 勇

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