芽生えてきたリーダーシップ        角光『ニコべん!』 - 豚か狼か

芽生えてきたリーダーシップ        角光『ニコべん!』

角光『パンダのこ』『ニコべん!』
02 /07 2016


 人には適材適所がある。


 マンガブログやってて深まったのはそのコトだ。もちろん、それ以前も『適材適所』というのは知ってはいたが、理解度に関しては浅かった。『売れたマンガがエラい』とする向きがあって、まあ立場によって主張も変わってきますが、やっぱり自分としては『そうかなあ?』というのがあったのもマンガブログをやっている動機の一つではあった。


 今にしてみるとそれこそが『驕り』という気がせんでも無い。もっとシンプルに『その作品の良い部分はどこか?』とか気付く事に目を向けなきゃならないし、俺ができるのはせいぜいそこまでだ。そこまでをずっと続けりゃいい。



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 『ニコべん!』がここ最近面白すぎて仕方ない。角光先生のマンガは安定したアベレージを少しずつ上向きにしていくタイプみたいで、実は案外そういうマンガは少ない。前作の『パンダの子』も三ヶ月越えたあたりから面白さが増してきた。単行本に入ってない話こそが角光先生の本領発揮という気がせんでも無い。


 このマンガに於いてだと、『真面目で優しいだけがとりえ』の少年がステップアップしていく過程にかなりのページを割いている。これが苦手なセッカチさんも居ると思うのですが、『だからこそ良い』という部分でもあるんですよね。


 そして、俺としては『真面目で優しいだけがとりえ』という主人公がここまでキチンと機能している作品というのにいよいよ期待が高まっている。


 今回は伊調さんの『包丁が怖い』という部分に気付くというシーンがいい。まず、それに気付くのはノリくんそのものが『優秀じゃない』というコト。そして、優秀じゃないから『代案』を出して、それより『楽しくやろうよ』と前向きにさせるのがいい。それによって伊調さんはモチベーションがあがるんだけど、


 まあ、結果オーライというヤツだな。


 そう、ノリくんはそこまで器用に人心掌握に長けている訳じゃないし、これから先だってそうだよ。魚が空を飛べず、鳥が水中で暮らせないように『そういうもん』なんですよね。が、ノリくんは持っているモノだけで、リーダーシップを発揮してきたのが面白い。この面子と『たまたま相性が良かった』というコトもあるんですが、だけど他の有能リーダーシップマンは彼等とうまくいかないだろう。


 適材適所というのはとても困難で偶然も作用する。だから面白い。エラいヤツだけで世界は成立するほど単純じゃない。



 
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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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