いくぜ、百本組手!!⑨        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』 - 豚か狼か

いくぜ、百本組手!!⑨        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
03 /08 2016
 さて、いよいよ最後になりました。


 マンガブログって案外少なくて、さらにこういうのをホイホイやってしまう方は少ないと思うのですが、かなり結構大変でした!!が、同時に『面白いな』とも感じたり。


 なので第二期もやります。






第93話・手抜き工事(前編)~悪天候が続く中、ヒデはちょっと浮かれていた。『仕事を休めるぞ』と。一方、その悪天候で橋が破壊され、ゲンの元に復旧工事の依頼が入る。現場を見たゲンは確信する。『…こいつは手抜き工事が原因だ!!』と。芳分建設工事部の部長・安岡と口論になるのであったが…?


『所感』~芳文建設!!!!

 …マンガが好きなヤツのコッソリとした楽しみと言えば『悪い組織・会社に出版社名をつけてしまう』というものだ。あれはウレションものだったりする(俺だけではないはずだ)。


 それにしてもこのケースは『犠牲者がいなくて幸いだった。他の事故を防がなきゃ』とならなきゃいけないのに、それができないというのは日本の各地を起こっている。こういう考え方がはびこっているいる限り、日本という国は先進国とは言えないだろう。経済的な発展も大事であるが、それに伴う意識の高さも必要なのだから。



第94話・手抜き工事(後編)~慶子は思った。ゲンの手抜き工事に対する異常なまでの怒りは過去の出来事に関係しているのではないかと。一方、芳文建設の兼田は本社に直訴しに行くが『どっちの味方なんだ!?』と責め立てられる。



『所感』~明日の『スメラギドレッサーズ』の記事でも書くけど俺は『責任とれるのか?』という言葉が大嫌いである。つーか、自分の中で『責任』という言葉は『押し付けられるものでなく、背負うもの』というのがあって、兼田は『背負う』という行動をした。大きな企業というのはガチガチになって身動きできないものですが、同時に内部に『背負う』という高い志を持った人も居るのだ。ゲンが動かされたのはその志にある。


 しかし、人間による人間キャッチャーというのはパンチ効いているなあ(トビラ絵からして)。



第95話・渡り鳥~ゲンたち一行はマツタケ狩りの道中で、埋め立て工事に反対している女子高生に出会う。聞けば『もうすぐ白鳥が帰ってくるのに埋め立て工事をされたら白鳥の住処がなくなる』と。慶子のツテで烏丸教授に頼る。


『所感』~初期のエピソードを今回初めて読んだけど、烏丸教授の出番が結構多い。俺はと言うと『レース鳩0777(アラシ)がバイブルというトンチキなので鳥の雑学は大好きです。


 で、その『レース鳩0777』の中で、アラシが危険な山越えに挑むのですが『天は放棄しなかった者を見捨てはしない。そっと助けるのだ』みたいな一文があって、今も大切な言葉になってます。今回のエピソードのオチはそれを再確認できたようで嬉しいです。



第96話・ケンタ~人気の無い山奥で破棄された山小屋でDASH村を企てる青年・ケンタ。彼はこれまで楽しいことの無かった人生を呪い、孤独に生きようとしていた。


『所感』~幸いにして、ケンタのような境遇に育ってなかったが、もともとデキが悪かったり素行が悪かった(不良的なアレでなく)為に、人から見てもらうというのに縁が無かった(これに関しては自分自身の振る舞いの結果と納得している)。いい歳こいてマンガブログなぞやるようになって、初めて『見てくれるだけでも嬉しいもんだ』と思えるようになった。そういう意味ではケンタに共感を感じずにはいられない(このマンガ、こういうのがズルいと思う)。

 自殺未遂した人の記事で『苦しみながら、やったことを後悔した。やがて朝日が登ってきてそれを見たら生きようと強く思った』というのがあったんですが、なんつーか、フトしたはずみで『生きよう』という気持ちは湧き上がるのかもしんない。あと『うしおととら』の山魚という妖怪と対決エピソードの中で『ツライ時はトンネルに似ている。真っ暗で心細くて……でもいつか必ず終わるんだぜ』と。こういう気構えって生きるコツですよね。


第97話・ヒデの男気~ヒデの手伝い先で事故が発生した。幸いケガ人は出なかったが、発注先の社長は窮地に陥る。それを見捨てられないヒデが動く…!!


『所感』~日本橋ヨヲコ先生の読み切りで『大丈夫、大丈夫だよ…!!俺たちが思っている程、みんなは冷たくないし、世間だってそこまで厳しくない』という一節があるんですが、やっぱり日本人なら人情だよなと思ったり。


 ただ、その人情を紡いだのはヒデの頑張りなんです。昨今の日本では『契約書』というのに重きを置き、またネットの世界では弁論ゲームに興じ、善悪の二元論に収束したがりますが、俺は『それでいいのかな?』と思います。だって、困った時は助けてもらいたいじゃん?俺はそうだぞ。そういうのを打ち破るのはそういう人たちが排除したがる『人情』なんですよね。


 それにしても、背景の中に『ジェミニ・ピアッツァ・アスカ』とあって、『掲載時も死滅してたよな……』と切なくなる。いすずのクルマって結構好きなんだよな~。



第98話・仲間の責任(前編)~出社拒否しているケンタを探す光!!うらびれた路地でケンカをしていた。ケンタは仕事先の客の暴言に耐えられなかったのだ。


 冒頭からやけに描き込まれたマウンテンバイクが印象的!!実は乗り物の中でマンガで描くのに最難関は自転車だったりする。そして、勇チャンはチャリ大好きだぜ!!


 …なんて思いながら読んでたら、後編ではそのマウンテンバイクが大事な小道具になるとは思わなかった。


 タイトルには『仲間の責任』とあって、俺が『責任』という単語でピンとくるのは『ウルトラマンタロウ』の最終回なんですが、それは明日の『スメラギドレッサーズ』の記事で書くコトにしよう(しつこい)。


第99話・仲間の責任(後編)~光に助けられたケンタは部屋で手当てをしてもらう。ケンタは目を輝かせて言う『カッコいいなァ このマウンテンバイク』と。ケンタは今まで溜め込んでいたものを光にぶちまける。


『所感』~アニメ版『タイガーマスク』の最終回のBパートは丸々殺人ショーなんで今じゃ放映なぞできないのですが、みなしごの伊達の『生まれついた呪い』というのを感じさせて誠実な内容だとも言える。何が誠実かって『生まれはどうあれ、事情はどうあれ、世間はこう見るんだよ』ってコトを描いていたから。そして付け加えて『でも負けるんじゃないぞ』とも描かれたように感じられるから。

 ケンタの身の振り方が決まったところで堂々と反社会的なコトに協力するというゲンであるが、これって重要なんですよね。『アナタの味方です』という意思表示で。それが例え間違ったコトであっても、『アナタの味方です』というのは自分の考える『大人の責任』でもあります。


 オチのプレゼントですが、わざわざカッコイイマウンテンバイクを魔改造してしまうあたりがいかにも『解体屋ゲン』だと思います。


第100話・解体屋ゴン!?~記念すべき第100話目


 ニセモノ現る!!!!


『所感』~俺のようなマンキー(マンガキチガイ+猿)だとニセモノエピソードは大好物だ!!以前ツイッターで『記念すべき第500話目は?』というのが回ってきたので偽・解体屋ゲンと書いたけど、はるか昔にやっていたのね……。と、言ってもこちらのニセモノはセコくて実は良心的というホッコリでしたが。


 ニセモノエピソードと言えば『ウルトラマン』のザラブ星人ですが、本物に成りきれなくてところどころ禍々しいです。多分、アレのせいで『ニセモノはワルっぺえ』が刷り込まれて、『ウルトラセブン』の偽セブンで『ニセモノはオリジナルの技をぶつけ合う!!』というのも刷り込まれたのだろう。あ~『刑事犬カール』のニセモノエピソードも観たいっス。アレはマジで傑作なんだよ!!






 …というコトで達成しましたが、振り返ってみるとお粗末な記事が続いたな~。あと、予定より大幅に遅れた!!次はもっと早く、より楽しい記事にする!!



 
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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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