そうなんだ        掛丸翔『少年ラケット』 - 豚か狼か

そうなんだ        掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
03 /19 2016


 ガキの頃は『あしたのジョー』という偉大なマンガの効果もあったので、ボクシングマンガというのは多かった。ただ、画期的な作品だな~と感じるのは、やっぱり『はじめの一歩』ですね。



 このマンガは『いじめられっこの少年がボクシングと出会いライバルとの戦いを経て強くなっていく』というあらすじそのものはベタですらあるんですが、読んでいくうちに『ボクシングってそうなんだ』という理解が深まるところが面白い。ケンカというよりは競技としてのボクシングであり、そういう方向性で書いている作品は珍しかったんじゃないかな?先ほどベタと書いたけど、そこにマニアックになりやすい要素を巧く融合させて楽しくしているんですよね。


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 この『少年ラケット』なんですが、単純に面白いな~と感じるトコロがあって、機会というか自分のサジ加減(ガチでなくボウリングやるような娯楽感覚)に合致するなら『卓球やってみてえな』という感じで。特に冬は寒いし風強いからチャリの機会が激減するし、ウインタースポーツとして興味ある。


 それは、このマンガが『卓球』について描いているからだろう。


 このマンガの面白さは競技がバドミントンでもテニスでもダメなんです。卓球としての面白さ、というコトで描かれてます。ラジコンもコースを走っているけどカテゴリーによって全然違うしなあ。バギーなんか立体的な戦略も出てくる。


 今回もそこら辺は描かれていて、このマンガは『道具』というのにかなり注意深い。ビリーという個性的な相手も『道具』が始点となって描かれていて、そこから各々のスタイルになる……という感じ。ここら辺は『はじめの一歩』でもボクサーのスタイルによる戦略というのが描かれていたし、それを楽しむ感覚に近い。


 このマンガ読んでいて、気になるのが『自分のスタイルはどうなるんだろう?』というコト。まず左利きだから戦略面ではスタンダードとはガラッと変わるだろう。また感化されてラウンドワンでやってみたがシェークよりもペンのが扱いやすかったなあ。そこにキチンとやるとなったらラバーの種類も豊富にある訳で、こら気になりますわ!!


 で、今まで卓球というのはそういうものだと知らなかったし、『少年ラケット』で初めて知った知識が多い。これは卓球というカテゴリーにとどまららず競技とか趣味のマンガって『そうなんだ』という要素があると俄然面白いんですよね。


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宇都宮 勇

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