ゲーム脳の恐怖        架神恭介・渡辺義彦『放課後ウィザード倶楽部』 - 豚か狼か

ゲーム脳の恐怖        架神恭介・渡辺義彦『放課後ウィザード倶楽部』

週刊少年チャンピオン
03 /21 2016
 当ブログではなんべんも書いてますが『機動戦士ガンダム』の名場面に、戦闘拒否になったアムロをブライトさんがブン殴って言うシーンが良いですね。


 『ああ、殴ったさ。中二病にならないで一人前になったマンガ家などいない!!


 …というセリフは最高です。魂の叫びです。


 思うに物事には『シッカリとした順序』があって、面白いマンガを描くにあたっては『中二病』とか『マンガ脳』……あと『ゲーム脳』もあった方がいい。その手のオタクコンテンツを毛嫌いする方も多い。おそらく、好きなヤツよりどうでもいい・嫌いなヤツのが全体からすれば多いだろう。なので攻撃をする。


 ただ『攻撃する』という行動を考えてみると『恐れている』という意味でもある。『今はチンケだけど後々面倒になりそうだから』という恐れだ。


 その『恐れ』を面白い方向でクローバーパンチ(版権・平川哲弘先生)してやろうではないか!!中二病もマンガ脳もゲーム脳も貪欲に取り込め!!



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 そんな要素を貪欲に取り込んで昇華されたとしか思えないのが今週のチャンピオンから始まった『放課後ウィザード倶楽部』だ。


 冒頭では『その行動の未来』が描かれているが、とりあえず『なぜそうなったか?』から始まっており、そして三人の少年の物語を読者は知るコトになるのだけど、この三人が分かりやすくて良い。いいよな、こういう少年マンガしてんの。


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 主人公・那由多くん。数の単位なんですが、他の意味もあんかな?


 このキャラデのくせに『電子機器の扱いが壊滅的に苦手』という少年である。


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 サンチョくん。デブ体型ですが心優しい少年です。どうにも並外れたお坊ちゃま。



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 ……が、どうにも知的好奇心が旺盛で。ヤバい何かが棲んでいるような。なんつーか、マッドサイエンティストの資質がバリバリ。



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 ニトリくん。見ての通りのバカです。常にポジティブシンキング!!カラッと明るいムードメーカー!!


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 が、友情にあつく、とても頼もしい!!


 ……まあ、なんつーか分かりやすい俺の好物ですわ。



 キッカケは夢だ。不思議な夢を見た那由多くんはあまりにアレなんで『これは夢なんだな』と理解し、なら『飛べるはずだ』と崖を歩きますが




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 死にました。



 ゴメン。俺、このシーンでゲラゲラ笑ってしまったよ!!なんつーか、俺って重度のバカなんでマンガ・アニメなんかで描かれたコトに対して『できるハズだ』と実行して痛い目みてたガキだったので。俺が子供の頃に『ウルトラマンマックス』やってたら最終回の感動とともに『俺だって今はマックスなんだ!!』と叫んでビルから飛び降りたと思います。


 ええ、そういう痛い目見て人は成長するんです。そういうのを恐れちゃいけません。


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 ところでラストシーンのこのセリフなんですけどそろそろ社会問題として認識していいんじゃなかろうか?の揶揄かなんかでしょうか?ヤナ予感しかしません。


 さしあたって、この原作を見る限り『中二病を正しく経由してきたてな~』というのがあって、これからの期待が高まります。


 
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宇都宮 勇

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