生きるしかない      村田真哉・いふじシンセン『アラクニド』 - 豚か狼か

生きるしかない      村田真哉・いふじシンセン『アラクニド』

ガンガンJOKER
03 /28 2016

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 さて、このブログでも度々書いてました『アラクニド』もいよいよ完結となりました。


 この作品はます着眼点からして面白かった!!『虫の能力スゴイ!!』→『虫の能力を身につけたらスゴクないか?』→『身につけたもの同士のバトルマンガならスゴク面白いぞ!!』という感じですが、まず一巻の内容の構成が良かった。


 続く二巻からは『蜘蛛対カマキリ』という対戦カードが組まれた時は子供のようにワクワクしながら読んでしまったものです。やっぱりバトルマンガは最高だ!!それ以降はあらゆる虫バトルのカードが組まれて『組織』をキーワードにこの度完結した。


 終わって欲しく無い。まだ読みたい…というのが自分の本音だ。だって、面白いから。


 が、あとがきにて『アリスが強くなりすぎた』と書かれていた。このマンガの魅力はそのライブ感にもあっただろう。本当に主人公アリスは強くなってしまったのだ。


 このマンガのドラマで一点だけ絞って見るならば『殺すしかない』に始まり『生きるしかない』というトコロに辿り着いたトコロだろう。この作品はバトルもそうだけど、ドラマの部分もイロイロと考えながら進展していった面白さもある。その過程を経て、ここに辿り着いた…という感じで。


 『生きることは挑むことだ。真の充足も癒しも安らぎも挑みの中にこそ存在する』


 …という一文がとても自分の中に刻まれている。その一文に対しての理解こそが『アラクニド』で描かれてきたことなのだろう。とても良い作品に出会えた。これからもマンガに対しては挑み続けたい。切に。


 ……とまあ、書きましたがそのあとがきにて続編あるいはスピンオフの構想があるらしく、それが今は楽しみである。『アラクニドワールド』は終わらない(キャタピラーもあるし)。まだまだ、作者も読者も『挑みの途中』なのだ。次もそんなライブ感あふるるマンガになるに違いないだろう。


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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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