あれ…?        角光『ニコべん!』 - 豚か狼か

あれ…?        角光『ニコべん!』

角光『パンダのこ』『ニコべん!』
04 /03 2016

 マンガブログは『面白いからやってみるのオススメですよ』というスタンスなんですが、それはマンガへの理解が深まりより楽しくなって、さらにそこからもっと知りたくなるから。



 ただ、当然『イヤなことも知る』のだけど。



 その『イヤなこと』の筆頭としては『ビジネスとして成立するか?』なんですよね~。ぶっちゃけ、俺がどんなに面白いと思ってもコレばっかりは俺がどうしてどうなるもんでもないし、どうにかなるなんて思っているなら自惚れ甚だしい。



 20160199.jpg


 そういう思惑に翻弄されているのが『ニコべん!』なんですが、どうにも雲行きが怪しくなってきた。つーか、コレは『三巻出さずにそろそろ終了』という感じかな?キツイぜ~。


 要素としては『急展開すぎる』というコト。例えば新キャラの萌奈が『ほとんど機能しないまま合宿最終日に突入』してしまったコトもあるんですが、多部さんの恋愛プロセスの消化が早すぎるのも不自然なぐらいの印象だ。


 で、好きなマンガが打ち切りになるにあたって『単行本を大量に買って支援』というのもあって、自分は意志そのものはとても尊重したいけど『それは現実的な視点からすると効果が薄い』と感じる。ガキの頃はピンと来なかった『たった一機のガンダムでどうにかなるほど戦争は甘いものでは無い』という視点が今なら分かるだけに。


 ただ、このマンガに関しては『チャンピオン誌のアンケートそのものは良かった』という気もする。このブログでも度々取り上げる『解体屋ゲン』も誌面の人気はとても高いし、表紙率も高いのですが、タイミングとかイロイロ絡んで単行本にならない作品なんかもある。


 特に『ニコべん!』みたいなマンガはそういう傾向になりやすいのかもしんない。


 なんだけど、マンガというのは生態系みたいなバランスがあって、『即効性』に特化したマンガばかり出るとマンガが衰退しちゃうんですよね。売る側としてはソッチになるのも当然になるんですが。が、マンガというのを支えているのは『遅効性』というのもあって、こういう作品を大事にしてもらえないかな……と思ってます。


 もし、この『ニコべん!』が打ち切りになるにしても、どうか単行本は最後まで刊行させていただけないかな…と感じてます。それは目先のコトでなく角光先生みたいな『遅効性』とか『地味&地道に丁寧なドラマ』というマンガを下支えするような作家を潰してほしく無いという俺のワガママでしか無いんですが。


 マンガって数字というのが出て勝ち負けというのも逃れられないものですが、角光先生の作品は『遅効性』で今時は珍しい貴重な方なんです。



スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

メールはコチラまで
BQE01233(あっとまーく)nifty.ne.jp