惜しい!!        けんろー『イタおのこ』 - 豚か狼か

惜しい!!        けんろー『イタおのこ』

週刊少年チャンピオン
04 /16 2016

 いや、マンガブログやっているというコトは『普通にマンガ読んでいる人よりうるさい』というのは間違いないでしょう。優劣でなくて。


 で、マンガブログやっているが故に『読者の大部分を占める普通にマンガ読んでいる方々』の感覚というのが薄れるのがある。これはある意味『劣る』というコトでもある。昔のマンガで『Y氏の隣人』というちょっと不思議でドキッとするマンガがあったんですが、その中に『正真正銘の普通人』が重宝される…というエピソードがある。なぜならその人が『好き』とか『欲しい』と思った商品は大ヒットするから。マンガというのは『その普通への模索』という課題もある。



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 今週から短気集中連載で始まった けんろー先生の『イタおのこ』が面白い。


 面白いのであるが、同時に『普通にマンガ読んでいる人には楽しいのか?』というが発生してしまった。


 まず、マンガ入門書には『マンガはアイディアだ!!』とかかれていたりするのが常でアタマの弱い俺はそれを鵜呑みにして長らく信じてしまったのだが、もちろんそれだけじゃダメだ。


 が、もちろんそれだけじゃダメなんですが、このマンガの設定のアイディアは非常に面白いし、他への舵きりにも使えそうな柔軟性があって非常に秀逸だと思う。例えば幸&メリーのラブコメにもバトルものにも変化できるし、ヒロインたちを出すハーレムコメディにもできる。あるいはどれかを軸にして、他の要素を肉付けして多角的な魅力だって可能だ。


 そういう意味で面白かったし、キャラも好感がある。ただ、『普通にマンガ読んでいる』という方々はそんなアタマの悪いコト考えながら読まないというのも事実。


 逆に


 ・キャラ絵が立体的に捉えられてない。記号的になっている(ような気がする)。

 ・故にキャラの顔の角度とかのバリエーションが少なく単調な印象を受ける。

 ・さらにネームがスムーズでなく、コマが多い&単調なのでリズムが悪い。


 …という感じで。ここら辺の要素は『普通にマンガを読んでいる方々』が『無意識に敬遠する要素』だと思う。


 ただ、作品に関しては間違いなく丁寧に熱意を持って描かれているのでヒイキしたくなるんだけど、こらまた『アタマの悪いヤツ』のタワゴトでもあるんですよね。マンガはそういう残酷性があって、マンガブログはそういう自覚が無くちゃダメかな~と思っているし(あくまで個人的だけど)。


 ただ、この作品はそういう部分を克服できればスゲー伸びる要素があるとも感じる。惜しい、と。


 まあ、なんだ。マンガってのは完成がなくて常に難しい。だから俺はずっと飽きないんだけど。


   
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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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