テキトー          森繁拓真・カミムラ晋作『おとうふ次元』 - 豚か狼か

テキトー          森繁拓真・カミムラ晋作『おとうふ次元』

マンガレビュー
05 /10 2016
 実は俺はA型なのである。


 それを言うと『Bだろ?』『いや、AB型の間違いだろ?』とかしまいには『そういうのやめてくれよ』と意味不明の返しがあったりする。


 そう、俺はスーパーアバウトな人間なのだ。だいたいのコトは『まあ、いいか』で通過してしまうのである。が、ちょっと言いたいんだけど


 血液診断なんて本気で信じているの?


 いや、信じるものは人それぞれなんだけど、信じるものといえば『帰ってきたウルトラマン』だよな。やっぱり。



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 さて、以前も記事を書きましたがネット配信されてたり単行本にもなってます 森繁拓真&カミムラ晋作先生のチャンピオンコンビの『おとうふ次元』です。ネット配信の方はコチラを。


 200年先の未来人・トライは事故により現代に漂着してしまう。助けがくるまで『できるだけなにもしない』という内容です。そう、何かをすると未来に多大な影響があるからなのだ。


 ここら辺は『ドラえもん』で過去の世界に行ったら楽しいだろうな~という憧れから、やや現実風味に振ってあるのが楽しい。未来人であるトライにとって現代は馴染まない。


 その最大の理由は『テキトーさ』だ。


 普段、現代人である自分たちがやっているコトは『テキトー』であり、それが結構許されているというのが浮き彫りになる。『血液診断を信じない俺』にトライは共感を抱いてくれるかもしれないが『帰ってきたウルトラマン』とか言い出す自分には殺意を感じるかもしんない。そう、人間というのは曖昧なのだ。それが良くて、それでいい。


 が、めまぐるしく加速する現代はやはり子供の頃に較べて『テキトーを許さない』というのがあって、合理化=正しいコトになりつつある。


 そんなのはやっぱり息苦しいし、『テキトーというのは豊かな証拠だよ』とも作品から感じられる。実はテキトーを絶賛しているマンガなのではなかろうか?


 それにしても二巻に収録されるであろう『野球編』なんですが、あれは個人的にイチオシ回です。できればあの狂ったアオリ文も単行本に入れて欲しいぐらいに。


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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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