取り返せ、命         富沢順『脱獄ドクターいのち屋エンマ』 - 豚か狼か

取り返せ、命         富沢順『脱獄ドクターいのち屋エンマ』

マンガレビュー
05 /25 2016


 生きている限り、困難や苦痛などは絶対に避けて通れない!!約束された安息など存在しねぇ!!


 
 ……って、人生って疲れるだけじゃねーかよ!!だがしかし、それでイモ引くわけにゃいかねぇ!!なんでかって?知るかよ!!


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 …というコトで今回のマンガは 富沢順先生の『脱獄ドクターいのち屋エンマ』です。


 富沢順先生と言えば、俺が小学生の頃からジャンプで描いていて『企業戦士YAMAZAKI』が代表作のベテランマンガ家さんであります。で、この『エンマ』ですが、隠れ名作とも言えるマーベラスな逸品であります。


 俺、好きは好きなんだけど酒を飲むような習慣がなくて……酒飲む人にとってのそれは『明日への活力』だと思うのですが、俺にとってのマンガがそれなんですよね。


 気分によって読みたいものはイロイロ変わるけど、ガーっとテンションが上がってあらゆるステータスがフルチャージされるような作品はいい。そして、『エンマ』はそういう作品だ。ただ、どういう訳だか知名度があんまりよろしくない(ような気がする)。いやVシネマにはなっているんだけど、この作品はマジで熱いからオススメだぜ!!つーか、読め!!


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 天国なら幸せになれる…と息子と共に死のうとした親に対して

 『ふん…天国だァ?一面お花畑で…悩みも苦しみもねェ世界かよ!』


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 『ふざけんじゃねェよ そんな世界があったらなァ……』


 『ここで無理して生きる意味が無くなっちまうだよォ!!』



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 『命は希望と絶望のシーソーゲームさ』

 
 『落ち込んだところで終わっちゃ割に合わねェぜ』




 ……そう、聞きたいのは『その言葉』なんですよね。安易な救済とかそういうんじゃなくて、問答無用に正しさを感じるその言葉なんです。


 『読者は癒しを求めているんだ。そういう現実とか見たくないんだよ』


 ……なんて言葉をマンガに対して言う方が居る。しかも、それがプロだったり。だけど、俺は『そうかなあ?』と思うんですよね。癒しというのはモルヒネなんじゃないかと。俺はね、俺は起爆剤も欲しいんだよ。



 ベテランが……ベテランだからこそ描ける深みのある名作!!オススメです!!



 
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宇都宮 勇

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