コミカライズだって……できる!!         芹沢直樹『バイオハザード』 - 豚か狼か

コミカライズだって……できる!!         芹沢直樹『バイオハザード』

週刊少年チャンピオン
06 /12 2016


 マンガはヤバイ!!マンガが生き延びるにはどうしたらいい!?という危機感は年々高まりつつある。



 さておいて


 マンガにおいて評価が低くなるジャンルはやはり『コミカライズ』であろう。与えられた原作を元に……悪く言えば作画マシーンに徹して、しかし『それなりの対価』が得られる(主に金銭での)。そういう意味では企業アッピールマンガに近いかもしんない。


 企業アッピールマンガが評価されることは無い。たまにネットで話題になったりする(最近では教科書のエレン先生とか)だが、ネタ的な意味合いだ。瞬間最大風速だ。コミカライズは評価されない。




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 が、芹沢直樹先生の『バイオハザード』はそう思えないし、そういう風に軽視して良い作品では無い。


 そもそもに俺は『バイオハザード』シリーズに関しては初代をちょっとだけ程度だ。その頃にはゲームそのものに関心が薄れていった…というものではあるんだけど。


 この芹沢先生のコミカライズはおそらくゲームを楽しんでいる方……普通にマンガを読んでいる方には『コミカライズ』としての役割は水準をはるかにこえて機能しているだろう。


 が、単品マンガとしてはどうか?


 自分にとっての芹沢先生は『バイオハザード』の人というよりは『迷探偵 史郎シリーズ』とか『猿ロック』の方の印象が強い。なので『バイオハザード』に対しては芹沢先生の作品という感じで読んでいる。その興味というか引力を発しているのは『土壇場に追い込まれたトミナガの頑張り』だ。


 この連載が始まった時は『なよなよして頼りないけど、コイツ主人公?大丈夫?』と思ったものですが、危機に対して頑張って、勇敢さを見せ付けるようになり次第に惹かれていった。そして、今週などにいたっては『彼の持つ優しさ』がクローズアップされていて、『ただ成長するだけでなく、従来の優柔不断の魅力』も描かれている。



 面白い!!この作品はとても面白い!!マンガとしてキチンと面白い!!



 …とまあ、ここまで書いたところでこの『バイオハザード』にマンガに将来性を感じる。タイアップ…という手法は昔からあったが、それは『誉められたものでは無い』というのがあったし、作り手ですら『小遣い稼ぎ』程度に考えていた側面もある。


 いやいやいや!!


 だが、俺は芹沢先生の『バイオハザード』を目にしてしまった。『コミカライズだってできる』というのを知ってしまった。これはマンガの将来性をみる上で重要な前例になりえると感じてます。



 コミカライズを依頼する会社などは万全の体制・人選・環境等々を練りこんでやってみるのもいいんじゃないかと思います。これまでのコミカライズは依頼する側に『やる気の無さ』や『期待値の低さ』がありましたが。ここには可能性を感じるなあ。

 
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宇都宮 勇

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