日常の接地感              小沢としお『Gメン』 - 豚か狼か

日常の接地感              小沢としお『Gメン』

週刊少年チャンピオン
06 /17 2016


 マンガって…まあ絵空事なんですが、どこかリアルを感じさせないと面白さが出ないと思います。リアルさに共感する……みたいな。


 例えば『冴えない中高生がモテモテ』というのはハーレムマンガの定番でそれはもう大嘘なんですが、そんな冴えない主人公が、ヒロインの為に頑張ったりするトコロは共感になったり、たまにうまくいかないトコロを描くとリアルを感じるんですよね。



 『読者は癒しを求めているんだ。そんな嫌な現実は見たくないんだよ』


 ……マンガだけでなく、フィクションに対してそういう意見を耳にするコトが多くなりましたが、バカめ、と言って差し上げましょう!!



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 チャンピオン誌において、接地感が抜群なのは小沢としお先生だろう。描かれているコトには共感がある。


 過去に『ナンバMG5』で、保身の為に主人公を退学に追い込む教師……というのが描かれましたが『別に悪人じゃないよ』という共感はある。また『ガキ教室』は主人公そのものが幼少期の苦しみを抱えて、教師をしながら成長していく…というもので、小沢先生の描くドラマは『日常の接地感』がとにかくこだわりがある。


 今回は『DQNが喚き散らす』という不愉快が描かれてますが、これって日常によくあるコトなんですよね。今はネットがあって、攻撃対象を探して溜飲下げてるミミッチイヤツが増えたような気がしますが、もっと日常の不愉快を見て欲しいもんだ。


 『目の前の困っている人より、遠くの人(目立つ人)を助けに行くようなヤツは偽善者』とマザーテレサが言ってたような気がするが、俺たちのリアルは身近にある。それを小沢先生は常に忘れない。



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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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