第二回・百本組手!!⑧        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』 - 豚か狼か

第二回・百本組手!!⑧        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
06 /29 2016
 ネット等でよく聞くのが『勢いでWebマンガを始めたところが失敗する』という類なんだけど、確かに『これ…大丈夫なんかな?』というのが散見される。


 ただ、フォローという訳でも無いが『そんな中でもデキる編集者は居る』というコト。どんな有能の水夫でも、船そのものがトンチキなコトしてたらうまくいかないのも道理でしょう。


  




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第176話・本当のゆとり~老夫婦と幼い子供の居る夫婦の住宅事情は…?慶子の思い切ったアイディアとは…?


『所感』~ここら辺から一話完結エピソードが高比率で続くのですが実にナイスなエピソードになっております。特に今回などは『互いの利害一致なら交換しちゃえばいいじゃない』というコロンブスの卵的な問題解決だったりする。


 データを信頼するのもいいが、イージーに考えとりあえず行動するフットワークも重要ですね。



第177話・ヒデの鉄球解体~秀美がドヤ顔で持ってきた物件はよくよく見るといささか面倒な条件があった。ゲンは鉄球解体を思いつくが、その鉄球がなかなか見つからない


『所感』~これを描いてた頃、まさかこういう話が持ち上がるなどとは思わなかっただろう……。


 しかし、このモンケンのゲームというのは面白いアイディアだ。むしろクレーンゲームに導入したらかなり結構面白いはず。ゲーセンにあったら確実にやるな~。


 ヒットした瞬間、ヒデの口元からヨダレが出ていて、危険が危ない。



第178話・トラックドライバー・光~光は現場主任になるチャンスが回ってきた。しかし、光のバイト先で仲良くなった昌子の代わりに仕事をしたためにチャンスをフイにしてしまう。


『所感』~道徳の時間のお話で今でも記憶に残っている話がある。『売れないマジシャンが空き地で練習をしていたら、身寄りの無い少年と仲良くなり、次に会うのを約束した。が、丁度そのタイミングでチャンスが舞い込んでくるのだけど、結局、少年との約束を優先させてしまう』というものでした。この話のキモは『善意を貫き通したけど、報われない』というトコロにある。今回のエピソードも結局光は損するだけなんですが、思うに『こういう話も必要だよ』とは思います。


 もちろん頑張って報われるという流れが王道ではありますが、『報われなくても』というのも必要なんですよね。



第179話・ゲン大爆発~ゲンが人間爆弾にされて爆死する!!



『所感』~いや、もちろん大嘘ですが。俺にとっての『ザンボット3』の人間爆弾エピソードはトラウマ(放送当時四歳)。


 前回の光のエピソードの延長線上という感じに仕上がってます。報われない……というのはありますが、それに対して『怒り』を忘れちゃなんねぇよ……という感じに。


 なんつーか、『みんなもっと怒っていい』という気がするんですよね。極論だけど、殺されるならば殺せ……というのはアリなんですよ。さすがにそれは……と思っちゃうでしょ。だから『怒っていい』なんです。殺されないために牽制するのは大事なコトじゃないかな?



第180話・ジョージ富田の挑戦(前編)~ダイナメンションインク社長・ジョージ富田はゲンのライバルだ!!日本上陸をキッカケにゲンに宣戦布告をする!!



『所感』~久々に登場したジョージ富田ですが、ずいぶんと好印象なキャラとして変貌している。自分としても富田はかなりお気に入りのキャラだったりする。ゲンが一般人視点で解決するのに対し、組織として一般人に貢献するという視点で描かれているからだと感じます。


 ところで富田が事務所に入ってきたシーンで、皆さんラーメン食べてますが、『ゆでタマゴ半分+ノリ』という具がなんとも泣ける……。なんだけど、そのチープさが妙に旨そうだったりするんだよな~。



第181話・ジョージ富田の挑戦(中編)~テレビでジョージ富田がゲンを煽ったもので、事務所にはたくさんの報道陣が。その雰囲気にゲンは勝負を受けてしまう。ピンチ!!


『所感』~ジョージ富田も久々ですが、『なら、やってやらぁ!!』という解体屋ゲン初期のテイストもまた久々だったり。これはもうビッグ錠先生の料理バトルマンガのノリだ。


 ただし……


第182話・ジョージ富田の挑戦(後編)~ジョージ富田は自らの手をゲンに明かした。それは『自分にはゲンは勝てない』という自負のあらわれでもあった。残された時間でどうするゲン?


『所感』~ただし、だ。


 ビッグ錠先生の料理マンガバトルであると、相手の料理が先に提示されて『それを研究して、さらに良いものを作る』というフォーマットに持っていくのですが、三話を使ったエピソードに『三話目に相手の手の内』が分かるというのが『解体屋ゲン』だろう。残り一回で瞬く間に、『知る』『研究する』『息詰まる』『フトしたはずみでアイディアが閃く』『勝負』という要素が展開している。前にも書きましたが、このタメからの一気にスピード展開は本当に気持ちいい!!



第183話・男の子?女の子?~慶子のおなかの子供も成長してきた。周囲は男の子か女の子かで期待をかける。そんな中、無理のたたった慶子は倒れしてしまう。


『所感』~姉の子供が誕生する時に自分は『男の子だったらどこに出しても恥ずかしいクソオタに狂育したいな』とおもったが、二度とも女の子でガッカリん。そもそも俺の家族・親戚界隈は本当にフツーの方々でして、俺のようなクソオタは突然変異らしい。何しろ生まれて初めて喋った単語がゴレンジャーだったそうで。フツーはパパとかママとかそういうのだよね……。これはもう呪われた子というレベルで、今も呪いは現在進行形だったりする。


 しかし、みんなを集めて事故防止のタメに気合を入れるあたりのゲンはなかなか鋭い。



第184話・ATM強盗を捕まえろ!今度はトシがポリスメンに捕縛される。


『所感』~さすがにゲンさんばかり連行されるのもナンなので、今度はトシが疑惑をかけられて拘留されるという。カツ丼も特盛とパワーアップ請求しております。


 実はメカが充実している回なんですが、見開きで重機が突っ込んでくるダイナミック絵はゲンだけだろうな~。割と最近出このプラモも結構欲しかったり。


 ヒデのコスプレも久々ですね。


第185話・慶子の産休~身重にも関わらず仕事で無理をし通しの慶子であったが、思い切って産休に入るコトにした。しかし、初日からゲンたちはペースを乱されっぱなしになる。


『所感』~子育て環境云々というのは今時期は知っている選挙カーの常套句だと思うが、なんだかんだ育児体勢というのは全く進展してないどころか年々悪くなっている。そもそも、政治家にとって『そんなのどうでもいい。何?まさか本気にしちゃった?』というのが腹立つレベルにアケスケだったり。


 『こうなったら思い切ってとる』


 ……というのが今のトコロのベストな選択肢なんだろうな。








 今回はここまで!!

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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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