第二回・百本組手!!⑨        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』 - 豚か狼か

第二回・百本組手!!⑨        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
07 /05 2016


 『言い訳はするな』


 …という言葉は最もなのですが、自分は『それ、ちょっとどうよ?』というのがあるんです。つーか、本当に言い訳ならまだしも、『拒絶による思考停止』というのがあって、今までどれだけ分析を許さないで無駄になったケースはあるだろう?



 そして、人間というのは『自分が正しいと思いたい』とか『思考停止でいたい』というのが誰にでもあるんですよね。間違いとか正しいとかじゃなくて、常に疑って考え続けるコト。


 『解体屋ゲン』という長寿作品はずーーッとこれの連続で今も継続中だ。







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第186話・古い建物の中には…~夏だ!!ビーチだ!!怪談だ!!


ポロリもあるよ!!!!


『所感』~いや、本当にそういう話でしたが。


 さて、幽霊・与兵衛ですが、彼の言ったコトが面白い。ゲンは『時代がかったけど立派なお医者さん』と言っているが、つまりは『信念の強さに時代など関係無い』というコトでもあるんですよ。


 秀美、ドジっコぶりを今回は発揮しておりました。



第187話・ワールドワイド~ダイナメンションとの対決が放映されたためにゲンの元に入社志望が殺到するが、どれもイマイチで正直うっとおしい。慶子は『ジョージ富田に打開策を頼ってみては?』と提案する。ゲンはしぶしぶ承諾したが……。


『所感』~『頭文字D』でのセリフで


 『クルマって多くの人が運転しているけど、使いこなせている人はほとんどいないんだぜ』


 というのがあって、これってあらゆる道に通ずるなあ……。自分でいうとマンガブログで、ぶっちゃけ誰でもできるんだよね。コレ。だけど『続く』というのはまずいない。だいたいのヤツはこんなアタマの悪いコトなんかやってらんないから。みんなもっと賢いんですよ。多分、始めたばかりの人は『ビッグになれる!!田原俊彦並に』とか思っちゃうんだろうな。賢いから諦めが早いんですよ。


 ゲンの元にやってきた志望者がどれもベクトルが違うけど、間違いなく使えない感がパネェ!!まず地道に継続するというのが大事で一時の感情まかせというのは続かないんですよね。


 ところでラストで拍手喝采するモブ絵がコロコロコミック風味なのが超気になる。


 
第188話・0・エミッション~これからの時代はエコ!!解体屋としてもゴミを出さないようにしよう!!と意気込むゲンが、今回はラブホテルの解体に挑みますが。


『所感』~ゴンがネットオークションで捌くとかイメージと合致しないのがいい。ゲンも言っていたが、出番が結構あるゴンが初めて役に立ったエピソードだったり。


 秀美、ウブく無知というエロゲヒロインのような持ち味を発揮する。



第189話・特殊制御爆破(前編)~ゲンの元にFAXされた下請け仕事はよりにもよって、ジョージ富田のダイナメンションであった。


 映画の爆破シーンを撮ることになるが、役者が『CG・スタント無しでやる!!』と言い出したのでビックリ仰天!!



『所感』~初代仮面ライダーの藤岡弘氏みたいな。それが原因で事故にあったのも有名な話。


 ジョージ富田のやり方にゲンは否定的ではあるものの、作品の中では『考え方の無理強いはしないけど、これもアリだと思うよ』という感じに描かれている。餅は餅屋も確かなんだけど、もちからの副産物だってある。



第190話・特殊制御爆破(中編)~俳優・ニックの牽制に対して、もう一人の主役級の岡本も同意してしまってますます困難な状況に。


 ゲンの現場に岡本は現れ『実は高所恐怖症なんです』と打ち明ける。光との特訓がはじまり、ゲンは何かをひらめく。



『所感』~前回から描かれている『マニュアル至上主義』ですが、これが書かれた頃よりも重視されるようになった。


 『マニュアルは絶対』としておけば『失敗はあなたのせい』にできるからだろう。結果、人材育成というのがどんどん痩せていき、労働者の全体的なレベルはダダ下がりになるのだろう。


 有華と秀美の組み合わせはイキイキしております。



第191話・特殊制御爆破(後編)~ゲンの思いついたアイディアはVコードの衝撃波で飛散物を防ぐというものであった。しかし、それには皆の呼吸が揃ってないとうまくいかない。果たして?


『所感』~ここまで目立ったトコロの無かったニックですが、多くを語らずにプロフェッショナルとしての貫禄を感じずにはいられない。プロだけに仕事は異なれど同じプロに対するゲンへの敬意とか渋いねッ!!

 
 ジョージ富田もまた、ゲンをプロとして認めているという締めもグゥ!!


第192話・ゲンの新機軸~ダイナメンションはCMを打っていたが、それはゲンが今まで普通にやっていたコトであった。それでも『CMで魅せる』というのは効果があるのだ。

 ゲンは以前から温めていたアイディアを実行するコトにした。


『所感』~ここ最近たまに聞くニュースで『こんなコトを商標登録すんの?』というのがあって、そのガメツサにビックリするものですが。鶴見の発案はビジネスとしては身を守るという意味でもあって、そういう意味ではガメツイ訳じゃないんですが、これをサラッと流してしまうゲンの度量の大きさはたいしたものです。


 共有財産という考え方を再認識してみるのもいいですね。



第193話・給与が安い!~なかなか収入が増えないので光とヒデはコッソリとアルバイトを始めた。有華はアイツ等デキてるぜッ!!と見事に勘違いする。



『所感』~まず、ヒデが光に犯されているとしか思えないイメージ画が衝撃的だ!!肉食&草食!!ハッスルハッスル!!ピストンピストン!!

 
 これを読んでいる方々は仕事で収入を得ていると思うのですが、そのほとんどの方が『どうしてこんなに給与が安いの?』と思っているハズ。経営者の苦労というのは届かないもので、このエピソードを読んでハッとさせられたり。


 ただ、経営者に対するアンサーとしても『オレがそれを言わせない空気を作っちまった』というゲンの反省も描かれているのが興味深い。






 今回はここまで!!

 

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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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