公平感の恐ろしさ           伊藤智義・松島幸太朗『永遠の一手』 - 豚か狼か

公平感の恐ろしさ           伊藤智義・松島幸太朗『永遠の一手』

週刊少年チャンピオン
07 /16 2016



 例えば、だ。


 例えばタイムマシンを使って、未来の格闘技チャンプを子供の頃に叩きのめしたら『強い』になるのか?いや、ならない。


 例えば、高レベルたる小学生チームに大人が勝ったら『強い』になるか?いや、ならない。


 例えば、レーシングドライバーがポンコツマシンでモンスターマシンを乗る一般人をオーバーテイクしたら『強い』と認められるのか?いや、ならない。



 勝負事というのは『楽しくするバランス』というのが重要で観戦する人はそれがキチンとしている前提で楽しむのだ。




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 『人間はコンピューターには勝てない』


 …と明記されてしまったのが今回の『永遠の一手』ですが、これって『将棋』に括られているというのが面白さを醸し出している。『将棋』に限らず『囲碁』とか『チェス』の類の競技のポイントは『公平感』だ。いや、先攻後攻の優位とかあるかもだけど、とりあえず。


 『将棋』というのは体格差とか、道具差とか、資金力とか……そういうあらゆるに対して『公平感』の強い競技でもあるんですよね。ところが『コンピューターが介入してそれが崩れた』というのかこのマンガを面白くしている。詳しい話は分からんが、コンピューターというのは『何手もシュミレーション』とか『データを分析』という優位性がゆるぎないんですよ。そのぐらい性能が高くなっている。


 身近なトコロでデジカメなんかそうですよね。出たての時は『電池がすぐなくなる』とか『枚数撮れない』とかしばらくはフィルムの優位性があったんだけど、今はデジカメが劣るトコロ無いでしょ?



 まあ、世の中に公平ってのは無いもんだと疑うぐらいでいいのかな?



 
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宇都宮 勇

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