巧さを魅せる回       ざら『ふたりでひとりぐらいし、』 - 豚か狼か

巧さを魅せる回       ざら『ふたりでひとりぐらいし、』

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
07 /27 2016


 マンガブログを続けているコトで笑ってしまうのだが、『やればやるほどマンガの奥深さに魅了された』というのはある。


 そして、マンガ家さんにはイロイロなタイプがあって一緒くたに作品をみてはいけないし、良い部分に気付くのが楽しいのだ。もっと、その作品を好きになるからね。マンガブログは自分がマンガを楽しむためでもあるのよ。



 さて、その中でも『きらら系』だ。思うにこの雑誌はマンガ家さんのレベルは平均的に高いと思ってます。いや、マジで。だから大マジだって言ってンだろ!!ただ、この手のマンガ誌はジャンプ・マガジンのようなメジャー誌的な読者でもなく、さりとてサブカル方面の評価の対象でも無い。実は濁りっ気ナシの生粋のマンガ誌のような気がしてきた。フルコンタクト実戦マンガ記事というアチョーなコトを提唱し、片道切符で単身敵地に乗り込み『そのあらすじ紹介みたいなの、それもしかしてマンガ記事?』と挑発するようなスタンスでいたいンや!!(空手バカ一代参照で)



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 一般的に『きらら系』イコール『萌え四コマ』と括ってみると『若い女の子がキャキャウフフしている』というイメージがあって、それが安易に思っている方もいらっしゃると思うのですが、それは別に構わない。ただ、もしマンガを『理解したい』と首を突っ込んでいる方であったならば、それは『恐ろしさを知らない』というコトだ。



 八ページで一話をまとめてしまう


 ……これだけ。ただ、これだけの条件を満たすコトの『恐ろしさ』を理解できないでマンガに首を突っ込んじゃいけない。



 その中にあって、その八ページに高密度に内容を入れてくるのは、やはりざら先生でしょう。特に今回の『ふたりでひとりぐらし、』は旅行シーンですが、読み終えてみると週刊連載マンガの三話分ぐらい読んだ…という気になる。実際に、そのぐらいの出来事がある。


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 そして、ここからのシメへの繋ぎですが、こういうベクトルでアイディアを出せるマンガ家さんというのは本当にスゴイ。これはいかにもざら先生の味わいだ。


 自分、望月三起也先生とか横山光輝先生、現役バリバリだと荒木飛呂彦先生みたいに『枠があって、アイディアでアッと言わせる』というタイプの巧さが好きなんですが、実はきらら系って構造上そういう縛りが常にあってマンガ難易度は高い方です。


 すっかり定着したきらら系ですが、ざら先生の作風は本流中の本流でしょう。




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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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