対人関係           中村勇志『六道の悪女たち』 - 豚か狼か

対人関係           中村勇志『六道の悪女たち』

週刊少年チャンピオン
07 /30 2016


 人間は対人なしに成立しない生き物ではあるんですが、その対人関係とか距離感というのは『死ぬまで変化し続ける』というのはある。


 思い出してみると、ガキの頃は誰彼構わず接していたのですが、歳をとってかなり変化しているな~と。経験がそうさせる。



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 今週の『六道の悪女たち』が面白い展開を迎えている。さかのぼってデビュー作である『ひざまづけ』も『人には事情があるんだから過干渉はしない。だけど冷淡とは違いますよ』という内容だったし、『REIKA』も自分の為に戦うという姿勢であり、中村先生の作品は『それぞれの事情による動機・距離感がありますよ』というのが描かれている。


 今回は飯沼とラーメン食べる…でもそれ以上でも以下でもありませんよ、という展開がグゥ。


 マンガにおいて『理不尽な乱暴者が主人公との争いを経て仲良くなる』という展開は定番であり、それを『でも、今までソイツに泣かされた人々はどうなんの?』という最もな指摘もある。そういうのがイヤな人もいるだろう。自分も昔はそんな感じだった。


 『仲間になる』→楽しい展開(10代)→いや、それは都合良くね?(20代)→でも、そうになれれば良いよね(最近)



 ……みたいな心理変化で。



 『スクールウォーズ』で『人を許し・信じ・待つ…それが愛だ!!』と描いているシーンがあって、30年経った今も折につけ考えるんですが、ハッキリしているのは『愛は短期的視点で成立しませんよ』というコトだ。今回の剣には六道は困惑しつつも人としての成長をハッキリと感じる。



 いい感じに作品が面白くなってきた。


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宇都宮 勇

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