ズルは絶えない          掛丸翔『少年ラケット』 - 豚か狼か

ズルは絶えない          掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
07 /30 2016
 人間は監視の目がなければ悪いコトを次第にやってしまう


 …と思っている。世の中はルールによって動いているが、それは容易に破られる。



 近頃、話題になったのがロシアの国家ぐるみのドーピングである。そもそもスポーツは『ルールを守る』が大前提での競技であるのに不正が後を絶たない。結果というのはそこまで甘美なものでもあるのだ。



 また、グレーゾーンというのも存在する。F1試乗最高傑作機と呼ばれているのが、1992年のウィリアムズFW14Bというマシンだ。このマシンの最大の特徴はアクティブ・サスペンションにある。走りながらサスペンションを遠隔操作してセットアップするというアレなものでして、それを駆るマンセル圧勝のシーズンであった。もちろん、その後は使用禁止となったが。



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 今週の『少年ラケット』はスポーツ競技の闇の部分である『不正』にスポットを当ててきた。これは面白い展開であり、それを行うのが有馬先輩という立ち位置なのだからまんべんなくグゥだ。


 一般的にスポーツマンガというのは『不正』に関してはあんまり描かない。まず、面白く無いから。気分が悪いという意味でも。


 ただ、翻ってみると『注目されるスポーツ選手は常にトップクラス』というのがあって、やっぱり栄光が欲しいけど泣かず飛ばずの人が多いのです。スポーツマンガの主人公のが少数派なんですよ。例えばサッカーであると今やJ3までありますが、そのJ3選手なんかそこらのバイトより少ない収入で潰しのきかないスキルなんですから。


 ラジコンなどを趣味にしていて感じるのが『遊びクラスの競技でもグレーゾーンが普通に横行している』し、『不正を平気でやる者も普通に居る』というコト。



 先週は有馬は『いかにして負けるか?』が見どころと書きましたが、これは面白いアプローチになりましたね~。ただね、これを見て『有馬は悪!!』と思ってほしく無い……というのはありますね。それって、『自分とは関係ない世界の出来事』と思っているんじゃないかって。スポーツマンガの主人公よりも有馬先輩の方が俺たちに近い位置に居るんですよ。



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宇都宮 勇

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