お金の問題          小沢としお『Gメン』 - 豚か狼か

お金の問題          小沢としお『Gメン』

週刊少年チャンピオン
08 /01 2016


 お金の議論はできれば若いうちにミッチリやった方が良いと思ってます。


 まあ、日本においてお金の話ばかりするのは『ガメツイ』とか『卑しい』とかになる訳で敬遠されますし、自分としてもそういう人物はなるべく遠ざけたいのですが。ただ、『お金はほぼオールマイティに通用する道具』とか『お金は自分のヒットポイント』みたいな考え方から『いかにして使いこなすか?』という議論だ。


 俺も含めて誰もがお金を欲しがるし、それは当然のことですが、例えば『同じ一千万円与えても使い道は全然違う』というコトで、生かすも殺すも『その人の能力』というコトです。お金があればその人の能力が高まるなんてコトは無いです。むしろ逆です。試されるんです。



 20160449.jpg



 はじめに書いておくと今回の『Gメン』において、誰の落ち度も無い。一応は『蒸発した父親』に問題はあると思うが、じゃあ探し出して一切合財の支払いをさせて解決……というのは今回のエピソードの根幹が揺らぐ。


 子供には解決できないコトがある。残念ながら受け入れてください。



 …というコト。真柚は今回『引越しするなら20万円必要』というのを知ったが、残念ながらこの見通しもかなり甘い。さらに10万円上乗せしても難しいトコロだろう。また、その30万円も1億円も『できない』という意味では同義でもある。ガキの頃、欲しかったラジコン買う為に貯金した(俺んちはお年玉貯金は使えないルールになっていた)経験があるが、これが10万円とかだったら1億円でも『できない』という意味では変わらないと思ったし、またラジコンを手にしたあとでも故障・破損の出費なんかがあって、それらに大変であった。まあ、お金の勉強ってつまりはそういう経験でもあるんですが。



 また、20万円は働いている身にとっては『大金ではあるものの、なんとかなる』というラインであろう。ただ、それが叶わない人もいたり、まして学生である真柚には『達成できない』なんですよね。



  この『達成できない』というのを知るというのは、お金の勉強としてとても大切な経験なんですよ。先の悲劇を防ぐという意味でも。



 だから、真柚ができる『最善』を選んだのだと思います。今回のエピソードは『イマドキのマンガ』に叛逆するものであると感じます。好きな映像監督が『フィクションの役割は来るべき未来の悲劇を予見すること』と言ってましたが、こういう話は誰かが描かなきゃいけないと感じてます。


スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

メールはコチラまで
BQE01233(あっとまーく)nifty.ne.jp