解りすぎた男           ざら『ふたりでひとりぐらし、』 - 豚か狼か

解りすぎた男           ざら『ふたりでひとりぐらし、』

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
08 /18 2016



 童謡で好きなのが『グリーングリーン』なんですが、これは『少年から大人になる歌』と解釈しているトコロがあって、歌詞にも書かれているように『この世に生きる喜び、そして悲しみのことを』というのが素晴らしいとか思ってます。



 さて、大人とは何か?


 これは人によってイロイロと解釈があると思うし定義付けも難しいだろう。『責任が大きい』とか『やれるコトが子供より大きく多い』とか『収入』とか『働いている』とか千差万別だ。


 自分にとっての大人の定義は『解っていること。そして、できるだけニュートラルな判断を下すこと』だと感じてます。そして、その定義で考えると『大人になるというのは悲しみがある……その悲しみを感じないが』とも思う。なんつーか、そんなに歓迎できるコトじゃないと思ってます。




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 今回の『ふたりでひとりぐらし、』はきららジャンプになトビラ絵ですが、なかなかにハードな要素を詰め込んだ回でもあります。実は、ざら先生の作品は『たまにこういうコトやる』というのがあって、『ふおん』だと『学費が払えなくて退学する生徒』とか『しかくい』ならモモ先輩の好んでクラスメイトと距離をとっている処世術とか。


 サメ出現に対して『自分が助けに行く』と支度しながら一言


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 この中でいちばんいらない人間だろ



 というハルくん発言!!確かに過去には



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 アニメヒロインを嫁にしたい?と聞かれてこんなコト言ってましたが。



 まず、ハルくんのこの発言は『卑屈』でも『かまってちゃん』とかの類では無い。思うに彼は『解りすぎている』のだ。そしてそこから『ニュートラルな判断』をしたに過ぎない。他の人はどうかは知らないが、自分は彼を『大人過ぎた』と感じた。


 むしろ『みなもやスグミにカッコいいトコロ見せたい』ぐらいの欲っ気がある方がいいんですよ。彼はあまりに大人過ぎて(理解が適正である)『周囲に期待してない』んです。ただ、状況から判断して『これがニュートラルな判断』となっている。おそらくこれまであまりに手がかからな過ぎた。理解が適正だから面倒避けて感情を前面に出すのは『無駄でカッタルイコト』というのを知りすぎていたのだ。そして、周囲も手がかからないのを幸いに彼を『見てなかった』のではなかろうか?


 『チヤホヤ』はもちろん、『構う』ともちょっとニュアンスが違うのですが『見る』というのは人間にとってとても大事なコトなんです。どんな優秀で善良な人間もそれが無いとダメになってしまう。



 だけど、ハルくんはむしろ美徳のある人間なんですよね。


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 過去には寿司をごちそうしたり


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 みなもの私物を濡れないようにコッソリと行動してたり



 おそらく、彼はこれまでもそういう『優しさ』を行っていたはず。それを誰も『見てなかった』のが問題なのだ。チヤホヤとか褒めたたえるとかしなくていいんです。『見ている』というコトが重要なんですよね。



 スグミはついついブン殴ってしまいましたが、俺はそういう意味では暴力は賛成である。『スクールウォーズ』で『人が暴力をふるっても良い2つの状況』ってヤツで。むしろ『解りすぎた男』を言葉で説き伏せようなんて無駄。



 だから、今回は、少しだけハルくんは前進できたんですよね。




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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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