少しの共感            瀬口忍『囚人リク』 - 豚か狼か

少しの共感            瀬口忍『囚人リク』

瀬口忍『囚人リク』
08 /22 2016


 俺、どっちが悪でどっちが善というような考え方を好まない。


 自分が好きな人間が全部肯定できるかと言えばそうじゃないし、自分の嫌いな人間が全部否定できる訳じゃない。曖昧なんですよ。


 なので、マンガなどは『悪役』というのを一方的に悪役と描く作品というのはイマイチ感情移入できないんですよね。



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 今週の『囚人リク』は鬼道院の鬼畜の所業という内容であった。彼はそのコトに全く心を痛めない。これはもう特殊なメンタリティの持ち主である。悪人と呼ばれる人もね、ここまでやったら気持ちが保てないんですよ。


 強い=正義


 …という図式は成り立たない。悪人であり、メンタルも強い、もしくは何も感じ無いという特殊な人なんです鬼道院は。



 ただ『なぜ、そんなコトをしたか?』という部分に人間・鬼道院として共感した自分も居る。


 そのまま、何も言わずに実行すればいいのに。『保証する』と言った部分にだ。



 『挑みもしないで安心のみを欲する浅ましさ』というには彼等には酷ではあるが、それを『確認してから実行する』というあたりに鬼道院の人間を見た。


 しかし、何が彼をここまで突き動かすのであろう?鬼道院は高い領域に居る男だ。そこまでして、彼は何が欲しいのだろう?そして、リクはそれを超えられるのであろうか?


 いよいよ物語も佳境に入ったなあ。






 
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コメント

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サイコパス シリアルキラーとは正にこの事。何も感じないとはよく言えば超人、悪く言えば異常欠陥者である。でも因果が返ってきそうな気がする。自分のした事の結果と責任を受け止めない奴はトップに立つ資格はない。

鬼道院は他者の気持ちが分かってない、分かろうとしてないだろうね。

まあ


 現実社会はそのような人がどういう訳かそのような地位に納まっているから不思議と言えば不思議ですよね。


 自分としては、『鬼道院はスペックそのものは高い』というのがあって、そんな彼を突き動かす動機というものがいかなるものか知りたいです。

宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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