それだけやってる       伊藤智義・松島幸太朗『永遠の一手』 - 豚か狼か

それだけやってる       伊藤智義・松島幸太朗『永遠の一手』

週刊少年チャンピオン
08 /28 2016



 『うしおととら』で有名な藤田和日郎先生の短編集(ちょっと今見つからない)で、『貧しい出身の少年が拳法に憧れていて、垣間見た崩拳だけをひたすら練習した』というのがあって、これって本当だなと感じてます。



 マンガに置き換えると俺は『才能だけでマンガ家になったヤツなど見たこと無い』というのがあって、むしろ『才能だよ』と諦めてしまう人間のが才能あるようにすら感じる。マンガ家になっている人のが才能という点では恵まれてない。



 だけど、それだけひたすらやってた



 …というのが本当のトコロだろう。



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 どうもそれはマンガだけではないらしい。



 伊藤智義先生原作の『栄光なき天才たち』は、もう四半世紀前の作品だ。その中での『理化学研究所編』のセリフで、こういうのがあった。


 『我々は人間であり、挑むことができるんだ』



 と。そして、現在の『永遠の一手』で腑に落ちる。ちょっと前にも書いたコトですが『失敗しても負けても挑む生き物は人間だけ』というコト。何年も『それだけやってる』なんて生き物は人間だけなのだ。



 マンガというのはキャラクターが特殊な能力をもっていたり、場合によっては世界を崩壊させるぐらいのパワーを持っていたりする。だけど『それだけやっていて挑み続けている』という人間の意志こそが本当は最もスゴイんじゃないかと最近は信じるようになった。



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宇都宮 勇

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