ヤンキーマンガの敵            小沢としお『Gメン』 - 豚か狼か

ヤンキーマンガの敵            小沢としお『Gメン』

週刊少年チャンピオン
08 /29 2016


 好ましくない…酷く言えば『いなくなってほしい』と多くの方が願うような存在はやはり敵として相応しい。



 それをフィクションに盛り込む訳ですが、ここ最近のヤンキーマンガは転機を迎えたか?『クローバー』の中期ぐらいから顕著になってきましたが、敵はDQNというのが多くなった。しかし、そのヤンキーマンガというのはDQN層が買い支えているのではなかろうか?(酷い偏見)



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 小沢先生の前作である『777』は個人的にかなり好きであったが、まあ芳しくないのか4巻で終了してしまった。この作品の特徴は『日常生活と地続きの悪意』というのがあって、敵が『いじめっこの範疇を超えた加害者』とか『ロリコンサイコパス』とか『危険ドラッグのバイヤー』等々、リアル感ある犯罪者であり、ここら辺は『凝り過ぎた』のかもしれないが、同時にそれが『777』という作品の特徴でもあった。



 今回の『Gメン』はサジ加減をかなり気を配って展開させているように感じる。『もうちょっと分かりやすくしよう』と。ただし、作品レベルを下げるとかそういうんじゃなくて…という感じに。



 今回のケースに至っては『お互いに好きあっているけどうまくいかない』というドラマが主軸のために、敵はDQN分かりやすくしたのだろう。ヒーローによってバタバタ倒されるザコというのは『何のために居るか?』というのが作劇法において疑問であったが、今週のコレを見てなんとなく分かった。コレがメチャ強いヤツとのタイマンだと今回の話は輪郭がボヤけてしまう。


 マンガテクニックの『分かりやすく伝わる』というのは奥が深く、とても綿密なテクニックで最高峰とすら感じる。



 
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宇都宮 勇

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