それで真っ当だ           掛丸翔『少年ラケット』 - 豚か狼か

それで真っ当だ           掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
08 /31 2016


 最近の中高生が読むようなマンガ。ラノベ等に対して『主人公が苦戦しないように』という風に作品指導する出版社・編集者も居るみたいな話を聞く。いわゆる『読者は癒しを求めている。イヤな現実なんて見たくないんだよ』という類の。度々書いてますが、フルコンタクト実戦マンガ記事を提唱する俺にとって、アチョーと粉砕せねばならない大便思想である。


 逃げる為の酒か?違うだろ!!マンガってのは明日への活力だ。明日は今日よりちょっとでも前進してやるって、後押しする力だ。


 そして、俺たちはマンガヒーローみたいなサクセスは無い。それでも少しでも変わりたいさ。だから、そういうのを誰かが描かなきゃいけない。俺たちの側でやってくれるマンガを。



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 今週の有馬が最高に良い!!!!



 この有馬のドラマだけで、『少年ラケット』読んでよかったとすら思えるぐらいに良い!!


 俺たちは残念ながら『少年マンガのようなサクセスは無い』というコト。椅子取りゲームの椅子は限られていて、そしてその数は極端に少ない。もし、アナタが何かを頑張って『そこそこの実力』になっても、『それ以上』の数のが少ない。優秀なのは常に少数になるのだ。


 そういう時に『今週の少年ラケットで描かれたコト』を思い出してほしい。ここに描かれたコトは『本当のコト』だと自分は感じている。そして、有馬のような行動ができたら、誉められたコトでは無いが、自分を信じて良い。持たざる者の勇気は持っている人の勇気より困難なのだから。



 そして、アナタが『見る側』の立場が監督に近しいものであったら、監督の『見る』を思い出してほしい。



 監督の仕事というのは身も蓋も無い言い方すれば『勝てる選手を育成する』だけです。これしか求められませんし、それ以外を求めるのはおかしな話です。そういう仕事です。


 しかし、監督は『そういう見方をしなかった』というコト。残念ながら有馬がこれから世界の頂点に立つような選手にはなりません。彼の居る世界はそういう厳しい世界です。


 それでも有馬の人生はまだまだ続いていく


 ……というコト。監督のそれは『有馬のまだまだ続いていく人生』を見据えたものです。人生に勝ち負けは無いと信じたい俺にとっては良質なアンサーです。



 いや、今週は本当に良かった!!

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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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