左利きとマンガ             掛丸翔『少年ラケット』 - 豚か狼か

左利きとマンガ             掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
09 /05 2016


 自分は左利きであるのですが、フツーに右利きで生まれたかったなあというのがあって、ホントにイロイロと面倒なんです。


 で、スポーツマンガであると左利きのキャラは多い(特に左投手)んですが、昔の作品だと描写が曖昧だったりする。多分『その方がカッコイイ』というのが理由だろう。


 ボクシングマンガの金字塔『はじめの一歩』でライバルが対戦した茂田というボクサーが左重視であった。本来、右利きだけど戦略上の優位性から左利きスタイルにしたというのが斬新でしたね~。『パンチが交差する時の優位性』というのが実に分かりやすく描かれていて『これだ!』と思ったものです。



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 『少年ラケット』もまた左利きの選手が多い作品だ。というか、卓球の試合をテレビで観ている限りだと、左利き比率はなかなか高い。ひょっとしたら本来的に右利きである人も左にスイッチしているケースがあるかもしんない。



 以前、本作で『ボクシングと卓球の類似性』について描かれていたが、ここら辺も通ずるのかもしれない。『はじめの一歩』以前のボクシングマンガは『拳で殴り倒せ』というケンカじみた作品が多かったが、『はじめの一歩』は『さまざまなスタイルがあって空間を制する競技』というのが描かれていた。卓球というのもまた『ラインの攻防から相手を追い詰める競技』というのを描きたいのだろう。チェスにも例えられていたからね。



 ボクシングマンガというのは下手すると『ならケンカマンガで良くね?』というのもありますが、この『少年ラケット』は卓球でなくてはダメだ。テニスでもバドミントンでも代替は効かない。



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宇都宮 勇

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