惑う           佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』 - 豚か狼か

惑う           佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』

週刊少年チャンピオン
09 /09 2016


 世界で初めて人工的にガンを作るコトに成功したのは、山極勝三郎という人物だ。


 しかし、彼の成功の根本は『惑わなかった』というのが最大の要因で、実際他の学者たちも似たような実験をやっていたのだけど結果を得られなかったので途中でやめてしまった。彼の行った実験は『たくさんのウサギの耳にひたすらコールタールを塗り続ける』という単純地道作業であった。なにしろ研究途中で他の学者が人工ガンに成功した(後に間違いだと判明する)にも関わらず続けていたのだからスゴイ!!



 で、彼の行動から感じるコトとしては『これからの時代は惑わないというのが重要になってくる』というコトだ。




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 今週の『鮫島』は先輩の忠告によって惑いが生じる……というもの。ここで注目したいのは『あちゃ~』という感じの新寺親方の仕草である。


 先に書いておくと、空流親方も先輩も今まで築き上げてきたコトは間違いでは無いし、少なくとも経験からそう判断する重さはある。


 

 『アナタはワタシと違う』



 …というコト。これは往々にして忘れちゃうし自分も大概なんですが、人には人に合ったやり方が在るというコト。そのやり方がアナタは通用したけど、ワタシには向いてない。だからやらない…というのは正当な理由ではあるんですけどね。



 ここら辺、バチバチシリーズは常に描かれているのも作品を観るうえでのポイントでしょう。



 そして、アナタとワタシは違うから、それぞれの信念・経験等をぶつけ合うからバトルは楽しいんだよ、というのブレて無いんですよね。



 21世紀前後の頃からネットが普及し始めてきました。昔以上に『惑い』の要素は多くなってます。そういう意味では『迎合なんてしてやんねー』ぐらいで丁度いいんじゃないでしょうか?


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宇都宮 勇

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