壁の越え方          掛丸翔『少年ラケット』 - 豚か狼か

壁の越え方          掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
09 /18 2016



 古谷野孝雄先生の『ANGEL VOICE』の楽しみ要素の一つとして『指導者』がある。この指導者の描写が様々で、主人公チームの黒木のように立派なキャリアとしばらくの停滞期を併せ持って開花した者も居れば、学校の計画頓挫で無理矢理押し付けられた素人顧問というのもある。


 そのどれもが魅力的な人物であり、どれもが正しさを感じさせるものがある。




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 その『ANGEL VOICE』が終了して載ってないチャンピオンは寂しかったのですが、その弟子とも言える掛丸翔先生の『少年ラケット』がキチンと受け継がれていて心強い。このマンガもまた、俺好みの『スルメ系』というヤツでして、かめばかむほど味の出るマンガなんですよね。



 で、ここ最近は『指導者』について描かれているのですが、前回は有馬の件で紫王館監督の信念やら人間的魅力が描かれましたが、今回は源のおじいちゃんです。


 面白いのが、卓球選手でなくて元プロ野球選手であるというコト。だけど、『何をしたら良いか?』が理解できているし、またアンサーの説得力が力強い。



 『高すぎる壁は人には登れん!だが、低い壁から順に登っていけば、それはただの階段だ』



 これ、メッチャクチャ名言じゃないでかカー!!!!



 ダメ指導者は『必ず壁は越えられる!!』の一点張りで、選手のモチベーションとか考えないものですが、このジイチャンは『超えられる訳ねぇだろ』と最初から『ダメなものはダメ』と理解し、『どうしたら良いか?』とか『期間がかかる』とか考えているのが頼もしい。それらをこなした上で『可能』というビジョンを提示している。



 このマンガ、だんだん侮れない存在になってきましたよ!!今から要チェックや!!


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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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