支える時         小沢としお『Gメン』 - 豚か狼か

支える時         小沢としお『Gメン』

週刊少年チャンピオン
09 /23 2016


 時代によって価値観というか対人距離感は変化していくと思うのですが『クローバー』の初期は友情を暑苦しく押し付けていたというのが笑える。多分、これはチャンピオン誌からの意向だと思う。



 が、連載が中期ぐらいになってから、平川哲弘先生の『距離感』というのが提示されたように思う。代表的なのがゲンゲンのセリフで『俺はハヤト(主人公)たちとはいつもベッタリじゃないけど、アイツが困っているなら助ける。邪魔だと言われても助ける。以前、アイツがしてくれたようにな』みたいなセリフがあって、以降の『クローバー』はそんな距離感をキープするようになった。



 ベッタリの友情というのは実際に気持ち悪いよね。これは過去でも漏れなく。友情と過保護は違うものだし。



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 『Gメン』もまた、そういう距離感に対して適切なマンガだと感じる。


 過去には

 ・母親が浮気性というトラウマからインポテンツになってしまった瀬名

 ・ゲイである伊達


 …という少年誌にあるまじきヘビーな題材を取り上げたが、主人公・勝太の距離感が適切だった。自分がそうだったらそうして欲しい、というのが適切なんですよね。



 そして、今回は主人公・勝太が失恋というコトなんですが、対する仲間の距離感がやはり適切だ。こういうのって、ぶっちゃけ一生残る傷なんだけど(残らないヤツとは仲良くなる自信無い)、同時に『振り切らなきゃならない』というのもあって、だけど『これをやったら確実に治る』なんて無いんですよね。



 そういう時にそういう仲間がそういう支え方をするって大事なんです。やはりこのマンガは少年マンガだ。




 
 
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宇都宮 勇

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