第三回・百本組手!!④        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』 - 豚か狼か

第三回・百本組手!!④        星野茂樹・石井さだよし『解体屋ゲン』

週刊漫画TIMES
10 /19 2016
 さて『解体屋ゲン』もいよいよ次回で700回目!!


 ガキの頃はボリューム込みで、そんなに長く続いているマンガ作品って無かったんですよね。『釣キチ三平』全65巻は超えられない壁……なんて思ってたんだけどなあ。今は長期連載マンガは確かに多いのですが、長期連載はテンポ悪いのも多いですよね……。『ワイルド7』が全48巻で最終章に9巻使ってますが、今じゃそんなに長い訳じゃない。下手すりゃスポーツマンガの一試合分とかにされかねないし。



 床屋で最も多く置いてあるマンガは『ゴルゴ13』と聞いたことがある。ゴルゴはどの巻から読んでも特に問題無いし、一巻で二~四エピソード入っているのも『向いている』のだろう。

 
 例えば床屋とか定食屋とかそういう店内のみの対応で、スマホとかタブレットで読めるとかのビジネスとかやってくんないかな?ゲームとかだとマクドとかセブンでアイテムもらえるとかあるし。なんなら『そのチェーン系列のみで読めるマンガ配信』とかあってもいいし。特に『解体屋ゲン』という作品はそういうのに相性良いような気がする。

 
 






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第229話・重圧の下で③~ヒデは感じた違和感を田村に報告する。田村は何かを感じとったようだが…。一方、ゲンは爆破プランを発表するも、ジョージ富田に一喝されてしまう。


『所感』~マンガがいいな…と思える理由の一つに『俺のようなバカでも理解できる』というトコロだ(いや、マジで)。とにかく勉強が理解できない学生時代をおくったので『理解できる』というのがとても嬉しいのだ。


 今回のエピソードは二つの出来事(困難な爆破と下請けの二重契約)が同時進行しているにも関わらず、とても理解しやすくスピーディに進行していく。これがマンガ!!自分はマンガの『バカでも理解できる』という在り方が好きです。


 別に達成感やら目的意識なんかいいよ、仕事があるだけめっけものだから


 …と彼等は言ってますが、ここら辺は現代の職場環境で『もう取り返しがつかないんじゃないの?』という問題提起にもなっていて、後々の展開は『なぜこうなったか?』が描かれていて面白い。



第230話・重圧の下で④~ゲンは悪夢を見る。今度こそ失敗するんじゃないか…という重圧がMaxになっていたりした。一方、田村の策略が発動していた。


『所感』~開始早々ああ、こりゃ夢だなと『分かるからこそ』楽しめる導入です。ジョージ富田が出てくるのは予想できていたが、慶子&鉄太までさらわれてしまうとか笑うしかない。いや『やっちゃダメだろ』というのは分かるのだけど、このシーンのコマ割りがもっとクドかったらさらにツボだな~。遠ざかるのに1ページ使って、グルグル回りながら転落するイメージに1ページ追加で(俺、やっぱりバカだと自覚する)。


 居酒屋の名前が『八軒伝』というのがイカす。チェーン店の『酔虎伝』から着想を得たのだろうか?




第231話・重圧の下で⑤~いよいよ爆破解体!!ゲンは解任された元社長を招待する。


『所感』~これは描かれていた時より、今のが共感をえるんじゃないかな?『解体屋ゲン』という作品は先見性がスゴイんですが、そういう要素ってリアルタイムではなかなか評価されづらいポイントなんですよね。


 『甘いこと言うなッ!仕事ってもんはそういうもんだ!!』

 『未来を見せてやるほうがよっぽど大切なんだっ!!』

 

 さて、アナタはどっちにつきたいですか?



第232話・爆破解体の波紋~前回からの後日談編。


 成功させた爆破解体であったが、テレビに出たジョージ富田はまるで自分の手柄のように話、ゲンたちはさらにモチベーションを上げるのだった。


『所感』~あらすじを見るとジョージ富田は『ひどいヤツ』とか『ずるい』とかになるんですが、それは違う。自分は『何を言ったか、でなくて誰が言ったか』を重視しますが、ジョージ富田の立場から『それを言ったらイロイロと後退する』というしがらみを持っている者の判断なのだ。但し、ジョージ富田であれば同等の爆破解体をやってのけたという信用もあるんですよね。そういう意味も含めて『誰が言ったか?』なんです。

 今回はスケジュールがきつかったのか作画がうまい具合に再編集されている。ザンボット3の『決戦前夜』の回みてー!!(オッサンオタクしか知らないぞ…)



第233話・笑顔の誓い~鉄太が初めて言葉を発した!!喜んだゲンは『今日一日は怒らない』と誓いを立てたがタイミングが悪く……。


『所感』~このブログで度々書いてますが、自分が初めて発した言葉はゴレンジャーだったそうで、俺が親だったら山に捨てに行ったと思います。


 しかし、濃厚なシリーズを入れた後に、こういうエピソードを挟めてくるのが『解体屋ゲン』の巧いところでもあるんですよね。




第234話・金の斧・鉄の斧(前編)~秀美がまたもや面白案件を持ってきた。例によってオカネにはならないのであったが、雰囲気に負けゲンは承諾する。相談に行った島田先生はなにやら変わった人ですが…?


『所感』~好き嫌いの問題であるんですが、姉は栃木の田舎臭さが大嫌いで都心部に嫁いでしまった。逆に自分は都心部があまりに高密度で雑多としていて苦手だったりする。たまに行くなら良いのですが、住みたいとは思わないな~。


 で、バイクやチャリとかでフラフラするのが好きなんですが、そういう時は『栃木に住んでて良かった』と感じます。


 一時期は自然云々の呼びかけがテレビ等で見られたが最近は少なくなったなあ…。保護活動というのは滅私前提な空気がありますが、『自分の居心地がいいから』という理由にシフトさせるのもアリですよね。できるだけ良い斧を欲しがるのは悪いコトじゃないと思います。



第235話・金の斧・鉄の斧(後編)~島田先生の植林アイディアは素晴らしいものであったが、まだまだ実用的でなくコストがかかるために頓挫する。しかし、ゲンは爆破をキッカケにアイディアを思いつく!!


『所感』~『解体屋ゲン』において秀逸なのは『楽しいがなくては結果に辿り着かない』というアンサーで落とすのが多い。仕事に於いて楽しい=怠け者・遊んでいるという考え方がまだまだ根強い日本社会において、これは重要なコトだと思います。なんつーか、時代とか段階とかの流れで旧来のやり方が通じなくなってきているという感じで。




第236話・わかってないなァ~先の仕事でジョージ富田が100万円上乗せで報酬を払ってくれた。さて、このお金をいかに有意義に設備投資できますか?


『所感』~自分、リコー(そしてペンタックス)贔屓なんですが、『解体屋ゲン』もまたリコー贔屓っぺえので嬉しい。今回出たのはコレの旧モデルだろう。自分はというと何だかんだ言ってリコーGRⅣの使用頻度がエラく高い。出かけた時もブログ画像の撮影もコイツが一番シックリくる。


 今回描かれたのは『道具は何も高価・ハイスペックであれば良いとは限らない』という普遍的なコトなんですよね。



第237話・破綻した街を救え!①~夕波市は工事等は地元・獅子山建設が実質的にまかなっている。が、今回は五友爆破が入札に勝ってしまった。獅子山建設としては二年前の記録を調べられると不祥事が明るみになるのでなんとか妨害したいのだ。


『所感』~この市のモデルはメロンなあそこなのはバレバレなんですが。

 しかし、一話からこれまで読み続けていると『秀美の得意気なニコッ』が麻薬的快感になってくるなあ。だって、秀美って、けっこうドジっコなんで。



第238話・破綻した街を救え!②~北海道行きをどこからかぎつけたのかゴンがついてくるという…。半信半疑、という感じのゲンであったがつれていくことにした。ジョージ富田に挨拶をしに行く。ゲンとジョージ富田の会話が全く嚙み合わない。


『所感』~ジョージ富田は『商品価値が無いから余った材料捨ててました』というものにビジネスチャンスを見出すのに長けたところがあって、これが会社を大きくしたのだろう。

 確かにCGは何でも作れるのですが、やっぱり『違和感』というのはまだあるなあ……。例で挙げると『ウルトラセブン』の第八話・狙われた街での夕焼けシーンの質感はまだCGじゃ無理な気がするぐらいにスゴイ。が、本当がどうかはしらないけど、この回は『低予算でセットがショボいのを誤魔化すための夕焼け』とも言われていたり。


 人間の持つ『工夫』というのはつくづくスゴイです。『解体屋ゲン』も常に工夫がありますね。









 今回はここまで!!残り62話(百足風に)


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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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