答えは③           小沢としお『Gメン』 - 豚か狼か

答えは③           小沢としお『Gメン』

週刊少年チャンピオン
11 /03 2016


 昔は『王道作品』というのをバカにしてたところがあって、キレッキレッの映像とか変化球を絶賛してたんですよね。


 最近観た映画に『シンゴジラ』『君の名は。』『超高速!参勤交代リターンズ』があって、若い頃の自分だったら『シンゴジラ』と『君の名は。』を絶賛して、『参勤交代』はベタベタでヒネリが無い…なんて思ったなあ。


 で、話題作二本に対しては本当に素晴らしい作品だ。これらが絶賛されるのは大げさでは無い。だけど、今の自分が『好き』なのは『参勤交代』なんですよね。全体的にユーモアに富んで、締めるトコロは締めて、領主としての正しさを感じる主人公たちが自分は好きなんですよ。


 ただ、そういう『王道作品をバカにしていた』という過程があるから今もあるんですよね。俺は真っ当な過程を踏んでいる…とは言い切っちゃいます。




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 小沢としお先生の作品もまた時として『そんなにアッサリ成功するの?』という描写はある。過程としては①面白い②こんなに現実は甘くないリアルに③だからこそ面白い俺もやるぞ…という心理変化のリトマス試験紙じゃないかな?


 同じ内容でも『理解している人』と『してない人』とでは印象が違う。もちろん小沢先生は理解している人だ。


 今回はサクセスしてしまうのですが、ここら辺は生意気盛りの人には届きづらいかもしれない。だけど、これでいいんですよ。



 そして、今回の見どころは『ゴメンと謝ってきた人は許すのが大事』ということ。これも心理変化でね。①子供のように簡単に許しちゃう②ルールに照らし合わせてジャッジする(ここで止まる人は多い)③そういうのはダメだ。許すということは大事だ…という変化で描いた方が作品に深みが出る。



 で、マンガというのは③の段階にならないと面白く無い側面があるんですよね。もちろん小沢先生も③だ。


 
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宇都宮 勇

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