そういう人…というだけなんです            掛丸翔『少年ラケット』 - 豚か狼か

そういう人…というだけなんです            掛丸翔『少年ラケット』

週刊少年チャンピオン
11 /08 2016


 『何かが起こった時』に人は三種類の考えがあると思います。


 ①俺は悪くない。悪いのは俺以外だ。

 ②俺が悪い。周りは悪くない。

 ③俺は悪くない。誰も悪くない。



 ……という感じで、自分は明確な悪意や看過できない過失がない限り③で考える。正否が問題じゃなくて、その方が精神衛生上よろしいからだ。で、メチャ相性悪いのが①のタイプであり、今までの経験からすると①のタイプは上司等の上の立場になりやすい。声がデカく目立つのもこのタイプ。ああ、本当に面倒くせぇ。




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 ここ最近の『少年ラケット』の記事でも書いてますが、佐々木くんは他人とは思えない共感がある。スペックとかはもちろん佐々木くんのが高いんですが、性格とか考え方の部分で。そして、ここまで似通っているマンガキャラというのもちょっと居ない。


 物語の流れとしては佐々木くんは嫌われるヤツになっちゃうんですが、そういう訳で自分は肩入れしまうトコロはありますね。『ああ…コイツも考え方が特殊だから周囲との軋轢が絶えないタイプだろうな…』って。変化する環境もまた自分とソックリだ。


 で、冒頭の①~③の考え方なんですが、これは環境に拠るものが大きいと感じてます。誰もが①~③になりえると考えてます。


 佐々木くんはマンガのキャラとしては異端だ。『最善の結果』しか考えてない。マンガのキャラって『とにかく全力』なんです。極端に例えれば怪獣が出たとします。絶対に勝てない。だけど、腕一本捨てれば逃れられるという選択肢があったら実行するのが『最善』であり、周囲を誰も傷つけずに倒そうとあがくのが『全力』で根本から違うんですよね。


 また、佐々木くんのそういう考え方は周囲から『ヤル気が無い』とか『冷めている』という低評価に繋がりやすい。ぶっちゃけ、評価されやすいヤツというのは『大多数的考え方』で『目立って声がデカい』とかのがウケが良いんですよ。日本人の美徳とされる地道な積み重ねや出来る出来ないへの的確な判断は実は評価されない。


 
 紫王の監督はキチンと佐々木くんを見ている。こういうヤツにはこういう人が必要なんだけど、なかなかね……。



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宇都宮 勇

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