恐れるな、中二病             伊科田海『サイコロード』 - 豚か狼か

恐れるな、中二病             伊科田海『サイコロード』

週刊少年チャンピオン
12 /20 2016



 正解しか選ばないのは本当の意味での間違い



 …と思ってます。自分自身がかなりアバウトな人間というのもありますが、粗さがして否定しかしないヤツは『気にせんでいい』のだ。なぁに、そもそも自分の人生なんだから『間違いぐらい自分にやらせろよ』と思ってしまう。


 一時期は『中二病』という言葉が揶揄されるように使われていたが、あれは恥じるコトでは無い。少なくともマンガに関わりたければ中二病は適性だ。よくバトルものにあるシチュエーションの『忌み嫌われる強大な力を取り込んでパワーアップ』というヤツだ。中二病を我が物にするというプロセスが無いとダメだ。マンガに関わりたければ中二病にれないヤツはダメだ。




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 やったぜ!!中二病!!



 やっぱ、マンガは沸き立つ中二病スメルがねぇと面白くなんねぇな!!この『サイコロード』の面白い要素はイロイロあるけど、自分はこのハァハァするぐらいの中二病スメルが大変に好きです。



 ただ、ここに描かれているのは『我が物とした』というプロセスがあるコト。そのプロセスが無いマジモンの中二病のマンガなど面白くも何とも無い。曲がりなりにも『多くの読者に読んでもらう』のに『肥大化した自意識』など鼻につくだけなのだ。中二病というのは厄介なもので、大人になってもマイナス要素が残ったりもする。『根拠の無い精神論』とか『自分以外はみんなバカに感じる』とかそういう類のヤツね。



 重ねてこの『サイコロード』は中二病まっしぐらなトコロはありますが、我が物としているから面白いのです。



 今回で言うならフローレムの回想で、余命告白してさすがのマックスも衝撃を受けるんだけど、同時に『これ、差し入れ』とか言っちゃうあたり『救いがたい人格』とか感じるんですよね。こういう描写って、『我が物とした人の領域』にならないと描けないんですよ。マンガの面白さを語る時に『アイディア』とか『画力』とかあるけど、最終的には『中二病』と『突き放した理性』を共栄させている人の領域なんじゃないかな~。だから、中二病は恐れちゃいけないんだ。



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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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