表情         ざら『ふたりでひとりぐらし、』 - 豚か狼か

表情         ざら『ふたりでひとりぐらし、』

ざら『しかくいシカク』『ふたりでひとりぐらし、』
12 /22 2016


 マンガが実写と大きく違うのは『落差』じゃないかな?


 現実の人間はシーンによってあんなに表情が変わらないし、そもそも基本目がデカいから居たらリトルグレイになってしまう。それが『マンガの分かりやすさ伝わりやすさ』でもあるんですが。


 なので、マンガは『表情』はとても大切だ。例えば『泣く』にしたって、嬉しいとか我慢してたらこぼれたとか号泣とかイロイロある。キャラの気持ちになりきって描かないとうまくいかないだろう。



 反面、反面として『それを逆手に取った』というキャラ立てもあったりする。いわゆる『無表情キャラ』というヤツ。表情が変わらないのにおかしなコトばかり起きて、そのギャップの面白さでキャラを立てるのだ。



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 今回の『ふたりでひとりぐらし、』はスグミが風邪をひいてダウン!!心配になったみなもは看病しますが…というものでした。で、ハタと気づくんだけど



 みなもは表情が繊細だ


 …というコト。みなもというキャラはアップダウンの幅が狭い。大きな事件があってもうろたえるコトは無さそう…そんなキャラだ。が、だからと言って『無表情キャラ』という訳では無い。


 今回はそのみなもというキャラがとても立っている。本人としてはスグミがダウンして『実はかなり心配』なんですが、いつものみなもらしく『常に微笑をたたえている』というコト。ここからキャラの微妙な感情を『読む』というマンガならではの面白さが滲み出ている。


 マンガ入門書の論法に従えば『キャラクターの表情は思いっきり炸裂させて読者を魅了しよう』というコトになるし、それを逆手に取るのが『無表情キャラ』であった。が、今回の『ふたりでひとりぐらし、』を読んで知った。



 みなもみたいな表情の描き方でキャラを立てるコトができる…と。


 いや、これももちろん『知識』として知ってはいた。知ってはいたが『理解』という域ではなかった。なんか『ガチッ』と音を立ててパーツが組み合わさったような感覚だ。やはりマンガは奥が深く知るのが楽しい。



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 感情オープンで意外に打たれ弱いサンゴ先生はみなもと反対ですが、これはこれでカワイイとも思います。




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宇都宮 勇

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