三大怪獣東京を襲撃            横田卓馬『背すじをピン!と 鹿高競技ダンス部へようこそ』 - 豚か狼か

三大怪獣東京を襲撃            横田卓馬『背すじをピン!と 鹿高競技ダンス部へようこそ』

横田卓馬『背すじをピンと!』『シューダン!』とかとか
12 /24 2016


 マンガ入門書の最高峰とも言えるのが『さるマン』だと思いますが、その中で作画担当が『ボク等はマンガという素晴らしい表現方法を持っているんだから、そういうのを描かなきゃいけない。人間の内面の真実とか!!』みたいにトチ狂うんですが、相方がブチ切れて正すというのが笑った。



 そちらに対しては一向に構わないが、俺自身は『マンガは低俗な大衆娯楽』と思っているトコロがあって、そういう輩に嫌われてナンボ、俺たち側に立っていて欲しいというのがあります。



 セックス&バイオレンス!!


 …こんなんでいい。こんなんでいいが、それをダイレクトにやっては芸が無い。子供番組の脚本を書く井上敏樹氏は『食事シーンはセックスシーンの代わり』みたいなコトを言ってたような気がするが、そういうコトです。



 バトル&ラブを両立させたら『うしおととら』コンビ並みに強力であり、ハリウッド映画などはヒーロー&ヒロインが強力な敵に立ち向かってラブに発展させますよね。お偉方はどうか知らないけど、だいたいの方は『そういうのが好き』なんです。それでいいんです。



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 三大怪獣東京を襲撃



 …と今回は発売から間が空いてしまいましたが、『すじピン』の七巻です。


 このマンガもいよいよ『初期では無い』の段階になり、本来的な展開に入った感じがする。題材が『競技ダンス』でありますが、コイツはエラい『発見』だ。そう、大衆娯楽の王道である『バトル&ラブの両立』を果たしているのですが、『イロイロなコンビが描ける』というコト。これができる題材の『発見』だ。


 ラブコメ的なものを考えると、俺もいい歳したオッサンであるが80年代のジャンプだと『きまぐれオレンジロード』ですね~。オレンジロードが出ないのでいまだにタイトルの意味が良く分からないんですが。このマンガだと優柔不断な主人公が二人にモテてしまう…というものでしたが、要所は男の子らしく頑張ってました。90年代ぐらいのジャンプで印象に残っているの(その頃は雑誌を買わなくなっていた)は『密リターンズ!』ですね。ヒロインもウェディングドレス着てカーチェイスしてたような気がする。2000年以降は『どうしてこんなクソ野郎がモテモテ?』というハーレム時代に突入して今に至ってますが、そろそろ転換期だろう。最近だと金田陽介先生の『寄宿学校のジュリエット』の主人公がアツくてよろしい。



 が、この『すじピン』に於いては『バトルメインに多数のラブが描ける』というのが他の追随を許さない。これは題材のチョイスの見事さ他ならない。単行本表紙はあらゆるコンビが描かれてまずが、八巻の時点で八組ありますもん。そのどれもが応援したくなる要素持ってますしね(個人的には宮大工&小春コンビ推し)。



 そして、七巻に於いては



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 長年のキャリア故に『自分の立ち位置』を悟ってしまった理央先輩が



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 再び闘志を取り戻す…という流れになってます。


 ここら辺のドラマは本当に濃厚だ。ジャンプ層はやっぱりチャンピオンに較べてポピュラー&年齢層低めだと思いますが、ここら辺のドラマは『歳とって読み返すと面白い』というのがあります。この記事を読んでいる方が15ぐらいでしたら、10年後20年後も読み返してみると面白いと思いますよ。








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 単行本オマケも充実している本作ですが、やっぱり小春は応援したくなるな~。そのたどたどしくも必死にラブなトコロが良いです。頑張れ~。


 
 
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宇都宮 勇

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