決戦!王者対挑戦者たち            横田卓馬『背すじをピン!と 鹿高競技ダンス部へようこそ』   - 豚か狼か

決戦!王者対挑戦者たち            横田卓馬『背すじをピン!と 鹿高競技ダンス部へようこそ』  

横田卓馬『背すじをピンと!』
12 /25 2016

 自分の人生の中で最大の恩恵を受けている発明は『インターネット』だと思います。いや、これまでの人類史上と言ってもいい。これから先もこれを越えるものは現われないぐらいに『大きなもの』だと思います。



 これが定着して、だいたい20年ぐらいになりますが、それによって『価値観の変動』というのがめまぐるしい。ネットが定着するまでは当然とされた理不尽も今は疑問を感じるようになって改善のキッカケになっている。それと同時に価値観の多様化に対応しきれなくなっている部分もある。



 個人的には『それぞれイロイロな考え方があるし、正否の二元論で語れるものではありませよね~』と思ってます。もう『これが唯一絶対正義だ!!』というのは通用しないし、それはもう危険思想の領域にも向かっているんです。『多様化した考え方を各々が咀嚼(そしゃく)して吟味する』という在り方になるんじゃないでしょうか?また、同じ言葉であっても『何を言ったかでなく、誰が言ったか?』が重要になるでしょう。それは健全な方向だと思いますが、今はまだ混乱期なんかな~と。



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 昨日に続いて、今日は『すじピン』の八巻です。コメントには『八巻だから八巻(やまき)表紙にしようかと考えたけどやめた』と書かれてましたがなぜ、それをやらなかったんだ…と残念です。罰として88巻目に88人に分身した八巻を描くしかない!!『魁!男塾』の卍丸先輩が五人分身してたから、その18倍のスピードで動けばできるはずです。



 さて、昨日はそれぞれのカップルによるバトル&ラヴが描けるのがこの作品の強みであり、現在は八組居る…と書いたけど、ウッカリ、畔田満影をカウントし忘れたので九組ですね(ひらりんと麹町はノーカンで)。ああ、八巻の言ってたようにモブなんかもしんない…。人気投票もアレだったしなあ…。



 この記事を読まれている方は『すじピン!』のファン率高めだと思いますが、これは言い切っちゃってもいいと思います。



 『このマンガはそれぞれの考え方があるけど、それぞれを否定できないし、誰が正しいという訳でも無い』


 …というコト。キャラクターが魅力的というのはもちろんですが、このマンガは『価値観の多様化』というのを見事に描いている。この『価値観の多様化』というのは『めんどくさくなった時に使う便利な逃げ言葉』として使ってはいけない。だって、それじゃ済ませられないクソ思想は世の中にはたくさん存在するんだから。この作品のそれぞれの考え方はそれぞれに説得力を持っている。それぞれの過程を真っ当に経由してきて得たものだから。彼等の言い分にはそれぞれ説得力がこもっているのです。それが『誰が言ったか?』であり、その考え方に『過程』が無いヤツには力が無いんです。



 横田先生が『競技ダンス』を題材に選んだ理由はここにあると今感じております。



 今巻に於いては、それを開放てきる段階にきました。絶対王者に対して、それぞれの考え方を持った挑戦者たちが挑んでいるのだからどうしたってアツくなるわな!!今巻はカタルシスがMORIMORIですよ!!



 しかしさあ、しかし……こういうコトを書いてますが、このマンガって本当に楽しそうにダンスやっているよね。それ見ちゃうとこういうの書くのも野暮かな~とも思います。







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 宮大工&小春組推しの自分としては特に印象に残ったのがこのコマですね。『あえて小さいコマだからこそ印象に残る』というのもあるんです。



 
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宇都宮 勇

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