こちらの側に居たいという気持ち            松本豊『スメラギドレッサーズ』 - 豚か狼か

こちらの側に居たいという気持ち            松本豊『スメラギドレッサーズ』

松本豊『スメラギドレッサーズ』       
12 /30 2016


 望月三起也先生の『ワイルド7』は『法の網を巧みに切り抜けてのうのうと生きる悪党に対し、悪党をぶつけて処刑する』というマンガである。そんな悪党に警視正というかなりの階級を与えてしまうのだが、最初の『野生の七人』編ではその階級をことあるごとにひけらかして周囲を黙らせる彼等であったが、続く『バイク騎士事件』編でのクライマックスにおいて、主人公・飛葉は『ヘボを助けるのは友情だ!!その友情が犯罪になるのなら…結構だ!!俺は喜んで犯罪者になるぜ!!』と階級章を放り捨てる。



 俺はその時にガチン…と音を立てて『認識』したのだ。『正義』という言葉は信じなくていい。『正しい』と感じたコト…こちらの側に居たいという気持ちこそが大事なんだと。


 『ワイルド7』は当時としては異例の長期連載で最終48巻(ヒットコミックス)でのあとがきで『イロイロな価値観を押し付けられる子供たちに体を張って戦う姿を伝えたがった』と書いている(ちょっと違うけとニュアンスはこんな感じ)。『正義』という言葉そのものは自分は信じていない。だけど、『そうしたいという気持ちに忠実』というのには憧れる。自分は『それが見たい』のです。



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 さて、当ブログでもはや悪あがきな感もある『スメラギドレッサーズ』の記事ですが。


 このマンガの魅力は各々イロイロに感じ取っていると思います。ドレスの設定を活かしたバトルの面白さとか、伏線の面白さとか、単純にエロが好きとか。で、自分なんですが『このマンガには正しさを感じていて、自分はこちらの側に居たいから』という理由他ならない。例え、このマンガで描かれたコトが『社会のルールに照らし合わせて間違っている』と定義されても、そんなコトは『どうでもいいん』です。自分は『このマンガで描かれたコトを信じてます』というだけなんです。



 しかし、『人間ってそんなに大きな正義なんて必要なんかな?』とも思います。



 少なくとも俺はそんなの在り得ないな~とか思っちゃうんですよね。『スメラギドレッサーズ』の主人公・かなでは名目上は世界平和なんかもしんないけど、だいたいが身近な人が大切な動機です。時には世界にアダなす敵にすら『助けたい』という気持ちで動いてますよね。それどころか味方もそういう動機で。自分はそれでいいと思うし、そんな『スメラギドレッサーズ』は現在進行形で大好きな作品です!!


 どこかにリスタートさせてくれる出版社は無いかな~。この作品をこのままにしておくなんてとてもとてもツライです。イチ読者として。


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宇都宮 勇

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