狂気(ゆめ)に向かって          伊科田海『サイコロード』 - 豚か狼か

狂気(ゆめ)に向かって          伊科田海『サイコロード』

週刊少年チャンピオン
01 /04 2017


 たびたび書いているが、俺の人生初ワードは『ゴレンジャー』だったそうで、コイツは業が深い。フツーは『パパ』とか『ママ』とかだろうに。これはもう呪われた子レベルであり、今も真っ当にオタクとして生きてます。


 が、コイツがオタクで良かったかな…とも思う。いやいや、俺としては『DQN』として生まれたかったが。アレ、ストレス皆無じゃん(酷い偏見)。もし、殺人狂とか犯罪者系に生まれついたら勇チャンは自分に正直なんで、今頃吊るされていただろうし。


 自分の夢に向かって突き進む


 …なんてのは『良いコト』とされるけど、それが社会的脅威な人はどうすりゃよかんべ。



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 『サイコロード』という作品を読んでいて強く感じたのが、それだ。第一話と今回の最終話を見ると、ここら辺の『悲しさ』がドラマとしてうまく描かれている。このマンガは見事なまでにクソ野郎しか出ないんだけど、俺はそれは嫌いじゃなかった…というか大好きでした。


 マックスくんは『人類の救世主』として讃えられる。でも、それは『夢を叶える手段であり、副産物を利用した』だけに過ぎない。しかし、それは『善』として捉えられている。彼にとっては『善』も『悪』もどうでもいいコトで『夢に向かう』というコトが最重要で、その点においては全く曇りが無い。今回の火ダルマにおいても彼は全く揺るがなかった。彼の夢は『世間一般においてたまたま悪』なだけです。これが『善』であっても等しく彼は行動し、救世主たりえたでしょう。でも、彼にとって救世主は『叶えたい夢』ではないんです。



 このマンガのキャラクターは本当にクソ野郎なんですけど、自分の夢に向かって全く濁りが無かった。コイツ等は善悪関係なくて、たまたま悪だっただけです。そう、たまたま。



 このマンガのキモはここに在って、だから自分はこの作品が大好きです。残り10体あることだし、連載になるといいな~。もう俺『ボクが考えたキメラ人間』のアイディアはだいぶカタチになってるし(気が早いよ)。


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宇都宮 勇

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