巧の構成          原悠衣『きんいろモザイク』 - 豚か狼か

巧の構成          原悠衣『きんいろモザイク』

原悠衣『きんいろモザイク』とかイロイロ
01 /25 2017


 マンガブログを始めた時は『きらら系』は記事にすんの無理じゃね?


 …と思ったものです。なんというか、きらら系は『あらすじ』から『カワイイ』という流れにしか書けない。いわばオウム返しな記事になるんじゃないかと。が、イロイロあって『でも、やっぱりマンガには違いない。できる』と思って今に至る。



 きらら誌は玉石混合な雑誌でもある。ベテランから初発表の新人まで他誌に比べて落差が激しい。そして、原悠衣先生はもともと、短編からストーリーマンガを経由して四コママンガになりました。が、やはり過去のキャリアが『きんいろモザイク』をたらしめているな~とは思います。



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 今回の『きんいろモザイク』は原先生の構成力のスゴさが感じられる回に仕上がってます!!


 まず、トビラ絵で今回のメイン二人とイメージを描いてます。そして、軽く作品世界に導入して『事件が発生』するのですが、前フリがイイ感じに活きている。ところで、今回のアヤヤのドヤ顔は過去最高に酷いので必見です!!



 原先生のマンガでいつも感心させられるのが『パッと見』なんですよね~。その『パッと見』で『読みたい!!』という気にさせる絵作りが。フツーに会話で話を進める…という運び方にしないんですよね。そうなると退屈になる(それを逆手にとったのが大沖先生のはるみねーしょんだと思います)。また、セリフをフキダシに入れない技法も多い。ここら辺は過去の経験が大きいと思います。


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 そして、今回の最大の見どころは『解決』でしょう!!


 これは酷い!!酷すぎる!!酷すぎて笑うしかない!!(念の為、誉めてます)


 例えば『謎解き』が売りの作品を楽しみに追っていたのに『肩すかし』をくらってガッカリした経験は結構な方があると思います。ただ、これも『使いよう』であり、今回の原先生は最大の見せ場に持ってきた構成力がスゴイんですよね。このジェットコースター展開を四コマで片づけているのが巧いんです。これが四コマ×2でも×3だと面白くならないんですよ。



 『きんいろモザイク』という作品はカワイイが前面に出ていますが、やはり『マンガとしての面白さ』がキチンとしているからの魅力だと思います。


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 このセリフの狂いっぷりも原先生だな……。カレンのやってないコスプレって、もうスモウレスラーぐらいしか残されて無いんじゃ……。




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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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