向上心                佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』 - 豚か狼か

向上心                佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』

週刊少年チャンピオン
02 /18 2017


 これ、考え方の『根幹』とも言えるのですが、『100%正しい』と信じるのは危険なんですよ。


 最近はご無沙汰になっちゃったけど、ラジコンという趣味はそれを理解するのに最適な遊びとも言える。例えば『速いマシンをつくればいい』イコール『最高速』というのを絶対視するとダメなんですよね。ぶっちゃけ、最高速だけ考えればそんなに難しいコトじゃない。が、最高速に執着すると加速が悪くなる。結果、使えないマシンの誕生だ。


 人間も一緒。


 ここ最近はネットとかで一億総発言権の時代とも言えて『善か悪か』『黒か白か』みたいな二元論を考えている方も多いけど、本来は中立だったり、灰色だったりでいいんです。


 美徳とされる要素もそうだ。『向上心』は確かに素晴らしいが、それを持っている人を絶対視しちゃいけない。



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 今週の『鮫島』はそんな雰囲気がバリバリ出ている。読んだ方は実感すると思うのですが゛、毘沙門は向上心のカタマリなのに、どこか異常なトコロが感じられる。向上心があって、気さくな人柄……結構なコトではないか?と感じるはずなのに。


 実はコレ、世の中に多々ある『間違いの始まり』でもあるんですよね。


 マンガとかだと悪役は実に分かりやすいんですが、リアルの世界のヤナ人間・イビツな人間というのは『実は第一印象は良い』んです。で、さかのぼって考えてみると『最初から何か違和感があった』みたいな。



 向上心は素晴らしいのですが、100%素晴らしいと盲信するのはいけない。同様に怠惰はネガティブですが、100%ネガティブでも無いんです。



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宇都宮 勇

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