丁寧さとアホさと 浦田カズヒロ『JINBA』
週刊少年チャンピオン『アストロ球団』!!
それは野球マンガのクセにメンバーが九人いないで試合しちゃうマンガ!!(本当)
ビクトリー球団と戦う為に、球一は魔球開発するンすけど、それが『ドリルを鷲づかみにする!!』というものでして、当然重症おうんですけどね。ただ『魔球の為にボールを傷つけるのはダメだが、手に傷をいれちゃいけないなんて無い!!』というロジックを成立させているんです『まあ、酷すぎるけど)。
マンガは『何でもアリの荒唐無稽』とマンガ入門書に書いているけど、『納得』があってからこそ成立するものです。

やったぜ!!必殺技!!
このマンガの世界には『必殺技アリです』が提示されました!!やりました!!
…が、このマンガもまた『説得力』に関してはかなり丁寧であり、リアルもキチンと踏襲してますよね。ここら辺のバランス感覚は絶妙だ。
マンガ読んでいると『なぜ?』という疑問って湧きますよね。『ドラゴンボール』もビーム撃ちまくりの世界ですが、あれも最初に『かめはめ波』の説明からキチンとあったし。ここから発展(そしてインフレ)させてきたんです。最初からビーム出まくりだと『おかしい』になっちゃうんですよね。
ただ、この『ビーム』が常識になった今は他作品でも説明無く撃ちまくりですが、ここら辺はマンガは共有財産とするところでしょう。
結局、マンガは読者に読んでもらう、というハードルがあるんで『荒唐無稽』をそんなに過信しちゃいかんな~と。
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