結論・何のことは無かった         佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』 - 豚か狼か

結論・何のことは無かった         佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』

週刊少年チャンピオン
03 /11 2017


 俺がガキの頃は特撮ヒーローよくやっていたし、今も昭和ウルトラシリーズはよく観てますが、だからと言って『正義とはこうである』という考え方をしていない。いや、俺にとっての『昭和ウルトラシリーズ』は叫ばれる正義を疑えというものなのだ。


 人間であるジャミラを殺したウルトラマン

 先住民であったかもしれないノンマルトを滅ぼしたウルトラ警備隊

 コイツがいるから怪獣ウーが出る、と一人の少女を殺した村民たち

 友好的な宇宙人を一方的な思い込みで殺し、封じられた怪獣ムルチが出現する

 社会的弱者を助ける優しい気持ちを正義とする決め付けを利用したゼラン星人


 …等々、いくらでも出てくる。『正義は疑え』と俺は思った。



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 『鮫島』においての面白味はそこにあるだろう。


 それぞれが信念を持って相撲に臨むも、そのどれもが『間違ってないですよ』というスタンスである。


 『俺はこの考え方に共感するな~』という程度でいいと思う。どれが正しいなんて定義するのはイビツだ。何のことは無かった、ただ『好きな考え方に従う』というだけでいいのだろう。


 いろんな価値観があって、いろんな間違いして、いろんなことを知る



 そんなんでいい。それだからいい。『鮫島』においては『俺はコイツ好きだぜ』と思えたヤツを応援すればいいんじゃないでしょうか。



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宇都宮 勇

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