すみずみまで           高野裕也『彩音お嬢様はサノバ〇ッチにあらせられる』 - 豚か狼か

すみずみまで           高野裕也『彩音お嬢様はサノバ〇ッチにあらせられる』

マンガレビュー
03 /15 2017


 『ウルトラマンレオ』は次回作の『ウルトラマン80』までけっこう間が空くコトになった作品で、全体的にけっこう酷く迷走してたりする。が、ここは『昭和ウルトラ』を冠しているだけあって、やっぱり『おおっ!!』となるトコロもあったりする。


 最終回の一話前のエピソードでレオは命を落としてしまうのですが、ウルトラキングの手によってによって再び命を得る。で、ここで『おおっ!!』となるのがカラータイマーの音が初代ウルトラマンと同じになるというコト。『新たな命を得た』という変化を示した演出である。と言っても、ラス一話前であるからにして、このカラータイマーの音は『二回しか聞けない』のである。さらには当時は今みたいに『録画』というそのものが無かった時代である。


 Q この演出には意味があるのか?
 
 A ある!!


 …と自分は思う。作品に命を吹き込ませる努力や行動に無駄なんて無いよ、と。



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 さて、以前も記事にしました 高野裕也先生の『サノバ〇ッチ』ですが。この度は単行本が発売されてます。ガンガンオンラインで配信されてますので是非とも読まれてくたさい。



 このマンガはフォーマットからイロイロ変化をつけてくるという意味でもウルトラマン的な面白さがあります。実際、彩音お嬢様のハイスペックはウルトラですし。が、このマンガは面白くて気付くとかなり読み返して、ハタと気付きましたが



 見落としそうな、細やかな演出が半端なく盛り込まれている


 …というコト。そのネタのために数話前から仕込んでいたりするのもあったりして、本当にビックリする。もちろん娯楽性の高い作品でもあるので『どこから読んでもイイよ』というのもウルトラしている。


 彩音お嬢様を勝手にライバル視している翼お嬢様もキャラが立っているんですが…


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 その翼お嬢様の友達も一緒に度々出ていて…


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 なんか妙に存在感がある。 


 先に書いたように『どこからでも読めるマンガ』でもありますが、すみずみまで気持ちが届いているマンガでもあるんです。やっぱり『作品に命を吹き込ませる努力や行動に無駄は無い』といのを実感する。



 どこから読んでも面白いマンガって、実はとんでもなくすみずみまで意識を向けているものだと思うし、イージーに描けるものじゃないですよね。





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宇都宮 勇

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