好きと恋と愛            炎堂たつや『守護いね守護霊さん』 - 豚か狼か

好きと恋と愛            炎堂たつや『守護いね守護霊さん』

週刊少年チャンピオン
04 /18 2017


 好きという感情もまたイロイロあるなあ……と。


 例えば『これがもうワタシの全て!!』というぐらいに好きを強調してた人が、しばらくあったらそれに興味を無くしていたりしてビックリする。聞けば『人間というのは好きの対象物は四年間で新たな要素を見つけないと飽きる』らしい。そういう人はとりわけ早かったのかもしんない。


 その好きも恋とか愛とかに変化したりする。が、好きという感情がそれらに較べて弱い感情なんてこともなく、場合によっては好きが愛を凌駕するとも感じる。



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 前後の読みきり掲載になっている 炎堂たつや先生の『守護いね守護霊さん』が面白い。


 まず感じるのが、僅か12ページの中にキチンとオーソドックスな話が納まりスムーズに読める技術点の高さだ。また、作画がとても丁寧な方で、おそらく印刷に出てない部分がある。ここら辺はアナログマンガ家さんが顕著なんですが、生原稿が単行本とは全然オーラが違ったりする。


 さておいて



 このマンガで面白いのが愛情の違いによるチグハグ感だろう。


スバル→  サチ=好き   喜多村さん=恋

サチ→   スバル=愛   喜多村さん=嫌いでは無いが大きく嫉妬
 
喜多村さん→ スバル=恋


 …という感じで。この両者の恋もまた『友達以上恋人未満』というぐらいのサジ加減で発展には至ってない。対して、サチは恋ではなく愛情であろう。『デザイア』というエロゲで『それはアナタが浮気をしない彼が好きというだけ。もし彼が浮気をしてもどんなに酷いことをしても私は好きだわ。だってしょうがないじゃない、好きになっちゃったもんだから』というのがありましたが、そういう領域の愛に感じます。


 ここら辺のチグハグ感が面白い振れ幅を僅か12ページの中で活かされていて、サッと読めて楽しい気分になれる秀逸な作品ですね~。また、作者の方も『伸びしろ』がかなり感じられます。週チャンの方で開花させてほしいな~。



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宇都宮 勇

魔中年の書く、かなり結構ダメダメなブログです。週刊少年チャンピオンの感想記事をメインにやってます。

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