エログロバイオレンス         藤見泰高・REDICE『巨蟲列島』           - 豚か狼か

エログロバイオレンス         藤見泰高・REDICE『巨蟲列島』          

週刊少年チャンピオン
05 /04 2017


 『マンガは世界に誇る日本の素晴らしい文化!!』とか目を輝かせているヤツは問答無用でハリセンでブッ叩きたくなる。



 『現在の若者は刺激を求めてます!!セックスとバイオレンス!!それ以外は必要ない!!』とかそんな感じで。この言葉、30年以上前の幡地英明先生『スタア爆発』の中でのセリフであり、当時中学生であった俺は激しい衝撃を受けた(マジ)。その言葉の正否では無い。そのキャラはどういう経緯から『そのような考えに至ったか』に惹かれてしまった(俺はアホですね)。



 マンガは素晴らしいというのはアリなんですが、同時にマンガってそんな高尚なものなのか?という認識も無いとダメな気がする。なぜって?マンガは『低俗な大衆娯楽』だから。間違ってもお偉方の道具にされてアチラ側に渡してはならないものだと思うから。



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 『巨蟲列島』がいいな~と思えるのはまさにここだ。


 エログロバイオレンス!!!!が徹底されている。まさに『低俗な大衆娯楽』というマンガそのものの存在感がある。例えば『武道』というのは元々『殺人術』であり、人殺しが目的であったはず。そこに悪く言えば『精神論』とかのおためごかしが付いて格式を得る。いや、そうで無いと収拾つかなくなるからね。



 マンガもそうだ。マンガも在りのまま欲望のままに描くわけにもいかない。ケンシロウのいない『北斗の拳』とかヤバいから。だけど、たまにそういうのを読みたくなるのも人間なんです。



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 俺は信長だ!


 『巨蟲列島』きってのクソ野郎である、上条の今回は笑うしかなかった。そう、上条はクソなのです。そんなクソが意外にしぶといのが『巨蟲列島』であり、良いヤツは早死に傾向です。ここら辺をね、俺はゲラゲラ笑いながら楽しんでいるんですよ。と同時に自覚する、『俺はフィクションと良い付き合い方をしている』って。


 
 エログロバイオレンスが徹底しているだけに、マンガの原点的な魅力に溢れる作品ですね。




 
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宇都宮 勇

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